炭素削減および排出ガス削減プロセス

   

災害時にも医療をとめないために
太陽光発電設備の運用開始

災害時の病院機能維持に向け、学園が中部電力ミライズと進めてきた豊明校地の太陽光発電設備の一部が完成し、2025年4月15日より運転を開始しました。今回稼働したのは、第10・第12駐車場に設置されたカーポート一体型の太陽光発電設備のうち、第10駐車場のパネル955枚(出力517kW)分です。今年6月には、校地に隣接する濁池(豊明市所有)の水上型太陽光発電設備の稼働も予定されており、2027年には3カ所合わせてパネル7,000枚(出力1,764kW)分の規模に拡大する見込みです。発電した電力は校地内で使用するほか、停電時には藤田医科大学病院の非常用発電機と連系することで、病院機能が現在の3日間から最大7日間まで延伸可能に。このように太陽光発電と非常用電源を連系するシステムの運用は、全国の基幹災害拠点病院で初となります。また環境面においても2027年には豊明校地で使用する電力の約12%が太陽光由来となり、年間で約2,187トンのCO₂排出削減が期待できます。運転開始日当日には、本学イベントホールで式典が行われ、星長清隆理事長が「今後も学園の強靭化に向けインフラ整備を進め、中部圏の防災機能向上に貢献していきたい」とあいさつ。その後、星長理事長、中部電力ミライズ株式会社の神谷泰範代表取締役社長執行役員、豊明市の小浮正典市長が発電開始のボタンを押し、再生エネルギーによる電力供給が正式にスタートしました。
本学は今後も、「クリーンエネルギーの導入」や「災害に強いまちづくり」への貢献を通じ、SDGsの達成と地域社会への貢献を目指してまいります。

  • 3,952枚の太陽光パネルが浮かべられた濁池の写真

    太陽光パネルが浮かべられた濁池
  • 駐車場に設置されたカーポート一体型発電装置の写真

    駐車場に設置されたカーポート一体型発電装置

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