仮想空間で面接試験 AI患者との対話で未来の医師を育成
本学と名古屋工業大学は、医学生が臨床実習に出る前に受ける模擬患者による面接試験を、AIを活用した仮想空間で実施できるよう研究を開始しました。VRゴーグルを装着し、AIアバターが痛みや感情をリアルに表現。学生は、実際の患者さんと対話するような臨場感のある面接試験を体験できます。
現在、模擬患者はボランティアで全国に777人、本学には26人いますが、地方の大学では人材確保が課題。本技術により、模擬患者の不足を補い、医師の負担を軽減しながら、医療教育の質を向上させます。さらに、世界的にも珍しい「痛みの感情を再現する音声技術」を活用し、よりリアルな患者の表現を実現。
AIによる統一基準の評価で、公平な試験環境の提供も目指します。


