川崎重工業とサービスロボット連携で臨床検体自動化を実証
本学と川崎重工業株式会社は、産学連携によるサービスロボットの実証実験を、2025年8月4日から6日にかけて岡崎医療センターで実施しました。
今回の実証では、屋内配送用ロボット「FORRO(フォーロ)」が病棟から検査室まで臨床検体を自動搬送し、自律走行型ロボット「Nyokkey(ニョッキー)」が検体を取り出して臨床検査機器へ自動投入する一連の流れを検証しました。臨床検体の搬送から検査機器への投入まで、2種類のサービスロボットを連携させて自動化した事例は、世界でも初めてとなります。
本取り組みは、医療従事者の負担軽減と業務効率化を目的に、2021年から本学と川崎重工業が共同で進めている事業の一環です。
今回の実証を通じ、これまで人手に頼っていた検体搬送や検査機器への投入の業務を自動化し、医療従事者がより高度で専門性の高い業務に集中できる環境の整備を目指しています。


