プレスリリース

「知の拠点あいち重点研究プロジェクトⅣ期」 キックオフセミナーにて本学教授が発表

本学は、愛知県が公益財団法人科学技術交流財団に委託して実施している「知の拠点あいち重点研究プロジェクトⅣ期」に、研究テーマ「安心長寿社会に資する認知情動を見守り支える住まいシステム開発」を応募し、7月採択されました。
これを受け、10月18日にハイブリッドで開催される同プロジェクトのキックオフセミナーにて、本学医学部リハビリテーション医学I講座の大高洋平教授(ロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センター センター長兼任)が研究テーマについての発表を行います。

【知の拠点あいち重点研究プロジェクトⅣ期 キックオフセミナー】

日 時 2022年10月18日(火)9時~12時30分
場 所 あいち産業科学技術総合センター 1階 講習会室
(愛知県豊田市八草町秋合1267-1) 
※会場とオンラインによるハイブリッド開催
登壇者 藤田医科大学 大高 洋平(研究リーダー)
    医学部リハビリテーション医学I講座 主任教授
    ロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センター センター長
研究テーマ「安心長寿社会に資する認知情動を見守り支える住まいシステム開発」の概要と展望について発表
他、同プロジェクトに採択された9研究テーマの各研究リーダーが、取り組み概要を説明します。

藤田医科大学 研究テーマ 「安心長寿社会に資する認知情動を見守り支える住まいシステム開発」について

医学の進歩によって平均寿命は延伸し「長命」となりましたが、日常生活活動が制限されない「健康寿命」の延伸は十分とはいえず、真の「長寿」は実現できていません。とくに2016年以降、要介護になる原因の第1位は認知症となり、真の「長寿」の実現には、「生活者の認知情動を見守り支え、健やかに生活できる仕組み」の構築が喫緊の課題といえます。
本学は、同プロジェクトII期およびIII期にも研究課題が採択されており、ロボティック・スマートホームやAI・IoT・ロボットを融合させた住まいの開発に取り組んできました。IV期となる今回は、本学と中部電力株式会社、ジョージ・アンド・ショーン株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社JDSC、株式会社スピード、合同会社ネコリコの計6社が産学連携し、本学が培ってきたリハビリテーション医学の知見と、各社が有する独自の技術を組み合わせて、認知情動機能に着目した発展的研究テーマに取り組みます。具体的には、「日常生活の中から自然に取得可能な情報を活用した認知情動機能の評価」および「双方向・体験型webコミュニケーション等を活用した認知情動機能への介入」を行うシステムの開発をめざします。
〈研究期間:2022年8月~2025年3月〉
 

「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」について

同プロジェクトは、愛知県が公益財団法人科学技術交流財団に委託して実施している産学官連携の研究開発事業で、大学等の研究シーズを活用したオープンイノベーションにより、県内産業が抱える技術的課題を解決し、新技術の開発・実用化や新たなサービスの提供を目指すことを目的としています。