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免疫不全患者における難治性COVID-19の臨床および分子病態を解明

  • 血液内科学
本学と北海道大学を中心とした多施設共同研究グループは、免疫不全患者における難治性COVID-19が抗ウイルス薬に耐性を示し、感染が長期化する実態を、臨床的・分子生物学的手法で明らかにしました。高齢者やがん治療を行っているなど免疫力が低下した患者さんの一部において、抗ウイルス薬投与後も感染が長期化・重症化することが経験されています。このことから、悪性リンパ腫治療後にCOVID-19を発症し遷延化した3例を解析した結果、ウイルスの遺伝子変異が時間的・空間的に多様化し、特定の変異が治療薬レムデシビルの効果を弱める原因となることを明らかにしました。さらに、サイトメガロウイルスや真菌などの重複感染が重症化に影響することも確認しました。本研究は、重症患者への新たな治療戦略の構築に貢献する重要な成果であり、感染の早期治療開始と患者ごとの適切な対応が、予後改善に不可欠であることを改めて示しています。

研究者

医学部 血液内科学

入山智沙子 准教授

医学部 血液内科学

冨田章裕 教授

et al.

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