本学脳神経内科学の研究グループは、名古屋大学や欧州の研究者と共同で、多系統萎縮症(MSA)の脳MRI画像を解析し、小脳型MSA(MSA-C)では脳幹部の「橋」の容積が病気の早期診断や進行度を評価する有用な指標となる可能性を示しました。研究では、MSA・パーキンソン病・健常者で脳容積がどのように推移しているかを検討。その結果、橋の容積は発症初期に急速に減少し、ある程度症状が進むと減少のペースは落ち着くことを見出しました。また、その変化率を追うことで診断の精度が上がることを明らかにしました。さらに、数理モデルによる解析では、発症前から橋の容積減少が始まっている可能性が示され、縦断的な変化を捉えることで、MSAの超早期診断に役立つ可能性も示唆されました。
今後は、この方法をPET画像や血液・髄液などの体液バイオマーカーと組み合わせ、MSAの超早期診断をめざす多施設共同研究を計画しています。
今後は、この方法をPET画像や血液・髄液などの体液バイオマーカーと組み合わせ、MSAの超早期診断をめざす多施設共同研究を計画しています。
研究者
医学部 脳神経内科学
川畑和也 講師
医学部 脳神経内科学
渡辺宏久 教授
ばんたね病院 内科学・第2
伊藤瑞規 教授
et al.


