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食事記録アプリを用いた新しい手法で酢(酢酸)の摂取量を評価

  • 臨床栄養学
従来、評価が困難であった酢(以下:酢酸)の摂取量を評価する新しい方法を開発しました。健康に良いとされる酢酸は、マヨネーズなど多くの食品・調味料に使われているため、知らず知らずのうちに摂取していることが多く、従来のアンケートによる摂取量調査では、過小評価につながる可能性がありました。そこで研究グループは、メニューに含まれる食材から栄養素を推定する方法を用いる食事記録アプリに注目。月に7日以上、食事記録アプリを利用した計141人(男性48人、女性93人)を対象に解析したところ、酢酸を頻繁に摂取する人は、より多くのタンパク質といくつかのビタミンを摂取する傾向があることが分かりました。酢酸の摂取量を見れば、タンパク質やビタミン摂取が十分にできているかを定量的に評価できるといえ、今後はより多くの人数を対象にこの手法の有効性を検証していく必要があると考えます。

研究者

医学部 臨床栄養学

飯塚勝美 教授

et al.

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