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本学の研究提案が、文部科学省・日本学術振興会の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されました

文部科学省・日本学術振興会が実施する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に、本学の「世界トップレベルの精神・神経病態研究拠点を形成し、唯一無二のアカデミア創薬エコシステムを確立する」の提案が1月24日付で採択されました。

「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」は、日本の研究力の発展をけん引する研究大学群の形成を目的に、国際卓越研究大学への支援と並行して実施されている大型大学支援事業です。総合的な研究力が求められる国際卓越研究大学事業に対し、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」は、特定分野の研究で強みを持つ研究大学が、他大学・企業と連携し、社会の課題解決や研究の国際展開、社会実装に取り組むことを支援するものです。今年度は、65件の申請があり、本学の提案を含めて13件が採択されました。

提案「世界トップレベルの精神・神経病態研究拠点を形成し、唯一無二のアカデミア創薬エコシステムを確立する」

提案大学:藤田医科大学
連携大学・機関:浜松医科大学、生理学研究所、岐阜薬科大学
参画機関:名古屋大学、国立精神・神経医療研究センター、奈良先端科学技術大学院大学、国立量子科学研究開発機構、豊橋技術科学大学、ヘルシンキ大学、テュービンゲン大学、カーディフ大学、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア大学アーバイン校、デューク大学、ノースカロライナ大学、南洋理工大学、香港科技大学

今回、採択された本学の提案「世界トップレベルの精神・神経病態研究拠点を形成し、唯一無二のアカデミア創薬エコシステムを確立する」は、精神・神経疾患(統合失調症、うつ病、アルツハイマー病など)の治療薬や治療法開発に向けて、下記4つの柱の施策を進め、10年後に「世界最高レベルの研究拠点」と「アカデミア創薬エコシステム」を確立することをめざします。
 
1. 研究開発エコシステムの構築
  • ラボや先端機器の整備による研究力強化
  • 基礎研究から臨床研究までの一貫体制を確立

2. サステナブル研究の推進
  • 精神・神経疾患の病態解明を基にしたアカデミア創薬プラットフォームの構築
  • 世界唯一のシグナル伝達解析施設を活用し、創薬標的を同定
  • AIを活用したドラッグスクリーニング、新規化合物の探索・最適化

3. 人材育成
  • 若手研究者やジュニアPIの支援、データサイエンティスト育成
  • 医師が研究者をめざす制度の創設
  • 大学院生・留学生支援と研究技術員の待遇改善

4. 国際連携とブランディング
  • 海外サテライトラボ設置、短期留学推奨で頭脳循環を強化
  • 国際シンポジウム開催や研究ネットワークの拡大