医工学社会共創研究科

OVERVIEW

概要

  1. 世界を変える研究力を、
    心を動かす実装力へ

    2027年4月 医工学社会共創研究科 始動
    Co-Well Agingを実現するー AIや先端テクノロジーの発展、活用により未来社会では年齢や健康状態、社会的背景に関わらずすべての人がお互いを尊重し支え合い、それぞれの能力を他者のために活かしあえる仕組みが整備されていきます。「健康は個人的な資産ではなく、社会全体の共有資本」と捉える、社会全体が「幸福な成熟」を遂げる時代が到来するでしょう。医工学社会共創研究科ではその実現のための科学的アプローチとして「デジタルツイン」に着目しています。3領域6分野に渡る研究を基盤に、社会的価値を創造する能力を発揮し、企業と連携しマルチスケール (個人病院 社会) のデジタルツインを構築、運用、発展させるための共創力を身につけることが可能です。医工学の知をさまざまな社会課題の解決に還元することができる、Co-Well Aging社会の設計者、実装者、教育者、次世代リーダーの育成をめざします。
    医療と社会をデジタルツインで一体に描き、価値を実装で証明する大学院です。

  2. 医療から街づくりまで
    未来社会を貫く心柱 デジタルツイン

    デジタルツインとは現実(臨床病院・地域)の膨大なデータから、個人病院社会の「双子=ツイン」をサイバー空間上に構築し、再現・予測・最適化して現場へ還流する往復可能な設計学 医療を超えて、街づくりや政策設計まで視野に入れたマルチスケール統合モデリングです。本大学院ではデジタルツインを共通言語として、データ解析・数理モデリング・シミュレーションの実装基礎を確立。実課題PBLで要件定義から設計、そして評価を反復し、独創テーマで国際水準の成果を創出していきます。地域や都市スケールでのデジタルツイン連携を常態化させ、医療×介護×交通×防災の統合設計の実運用をめざします。そして日本初の「社会デジタルツイン標準」を世界へ展開していきます。

    藤田医科大学が牽引するデジタルツインホスピタル構想

    本大学院は、藤田医科大学病院に蓄積されている実際の医療データベースに触れながらデジタルツイン技術を基礎から学び、その技術と自らのアイデアで医療イノベーションを生み、企業と連携して社会実装をめざします。また、日本の医療課題解決に向け大学、大学病院、産官が一体となり挑む 「デジタルツインホスピタル構想」にも研究者のひとりとして参画できる日本でも稀有な学びの場です。

    デジタルツインが拓く次世代医療の学び

    医療の多層的な現象を再現・解析する「デジタルツイン」を軸に、情報システム・社会の3つの領域から学びを深めます。学生は、データサイエンスやAI、シミュレーション技術を駆使し、医療現場はもちろん、企業や行政機関など多様な主体と協働して新たな価値を創出します。生体情報から社会構造までを仮想空間上で再構築し、診断・治療の革新や医療体制の設計など、医療と社会の課題解決に挑みます。実データと仮想空間を往還する学びを通じて、技術を社会実装へとつなげる創造力と実践力を養い、未来の医療をデザインするイノベーション人材を育成します。

  3. 医工学社会共創専攻 概要

    修士課程

    医療×メディカル工学を横断し、マルチスケール—デジタルツインを 「使いこなす」実装基盤を磨きます。統計・AI・数理モデリング・ 医療情報学を核に、病院や企業と連携したPBLで課題発見→要件定義→ 設計→評価を反復し、社会実装を体験。実際の医療データに触れ、 倫理・ガバナンスも含めた再現可能な意思決定を体得できます。 現場に価値を提供するための「実装力」を備えた即戦力人材を育成します。

    博士後期課程

    個人、病院、社会を貫くマルチスケール—デジタルツインを自ら設計・ 運用し、社会実装まで統合するリーダーを養成します。独創的なテーマ で国際論文と特許、標準化、ガイドライン、政策提言を束ね、データ ガバナンス・説明可能なAI・公平性評価を備えた「信頼できる実装」を 主導できることを評価します。病院・企業・行政機関とコンソーシアム を組成し、資金獲得・プロジェクトマネジメントまで遂行する統合指揮 能力取得をめざします。

    学部から博士まで~一貫した学びの深化~

    本学が新たに構想する医学部「医工共創学科(6年一貫教育課程)」および 大学院「医工学社会共創研究科」は、複合的かつ根源的な社会課題の解決に 正面から挑む教育システムです。

    1~4年次
    1年次
    2年次
    1年次
    2年次
    3年次
    医学部 医工共創学科
    医工学社会共創専攻 修士課程
    医工学社会共創専攻 博士後期課程
  4. 実装化を前提として専門性を探究できる
    3領域6分野の研究領域

    興味をもった領域、分野を、デジタルツインを共通言語にして大学院で探究することが可能となっています。「医療情報共創学領域」は、スケールデジタルツインを実現するために、医療情報の高度な利活用方法を開発し、その中核技術の研究に取り組みます。「医療システム共創学領域」は、病態解明から診断・治療・創薬・医療機器まで高速に実証し時間とコスト縮減を検証。「社会医療共創学領域」 は地域・産業・行政へ応用を広げ、公正で強靭な医療・ケアの仕組みを設計します。研究と臨床を自由に行き来し、人々の笑顔溢れる生活や病気レス・病院レス社会を構築するためのセットアップ。それが本研究科の3領域6分野です。

    01

    医療情報共創学領域

    • 医用データ科学
    • 知能情報システム学

    Co-Well Aging社会を実現するための基盤となるマルチスケールデジタルツインの構築手法、およびその根幹をなす医療情報科学の方法論自体を研究対象とする。現実世界をデータ化するセンシング技術、膨大なデータを統合・解析するデータベース技術やAI技術、生命現象、社会現象を数理的に表現するモデリング技術、シミュレーション技術の進化を追求。

    02

    医療システム共創学領域

    • バイオメカトロニクス学
    • 生体材料システム学

    医療情報共創学領域で開発されたデジタルツイン技術を応用し、具体的な疾患の病態解明、革新的な診断・治療法、創薬、医療機器の開発といった、未来の医療システムを創造することをめざす。サイバー空間での精緻なシミュレーションを通じて、多大な時間とコストを要した研究開発プロセスの加速・効率化を推進。

    03

    社会医療共創学領域

    • ウェルエイジング医科学
    • インクルーシブ社会共創学

    デジタルツインの応用範囲を個人の生体や病院内システムから、地域社会、ひいては国家レベルの医療・社会システムへと拡張する。医療を社会インフラの一部と捉え、構造や機能をモデル化し、シミュレーションすることで効率的で公正、かつ強靭な社会医療システムの設計と科学的根拠に基づく政策提言をめざす。

    本研究科(研究室)は学部生から社会人まで多く出入りするため、「発想」と「経験」によるケミストリーが常に生まれていきます。デジタルツインをベースにマネジメント力、指導力が実地で磨かれるため、世界中の企業や社会にとって他に類を見ない魅力的な共創の場となります。

    カリキュラム概要図

    修士課程
    博士後期課程
    1年次
    2年次
    1年次
    2年次
    3年次

    共通科目

    • 医工学共創セミナー
    • 異分野融合演習
    • 医療政策論
    • 技術経営・知的財産論
    • 生命倫理・技術者倫理・社会倫理
    • 医薬品・医療機器の開発と品質マネジメント
    • 生体医工学
    • 医学概論
    • 生命科学基礎
    • データサイエンス入門
    • プログラミング基礎

    専門科目

    • 医用データ科学 特論・演習・特別研究
    • 知能情報システム学 特論・演習・特別研究
    • バイオメカトロニクス学 特論・演習・特別研究
    • 生体材料システム学 特論・演習・特別研究
    • ウェルエイジング医科学 特論・演習・特別研究
    • インクルーシブ社会共創学 特論・演習・特別研究

    実践科目

    • 海外学術研究

    共通科目

    • 医工学社会共創概論
    • 医工学社会共創研究論

    専門科目

    • 応用医用データ科学 特論・演習・特別研究
    • 応用知能情報システム学 特論・演習・特別研究
    • 応用バイオメカトロニクス学 特論・演習・特別研究
    • 応用生体材料システム学 特論・演習・特別研究
    • 応用ウェルエイジング医科学 特論・演習・特別研究
    • 応用インクルーシブ社会共創学 特論・演習・特別研究

    実践科目

    • 国際共同研究・
      海外赴任者派遣プログラム

    インターンシップ先

    候補企業一覧

    • 株式会社アイテック
    • 安西メディカル株式会社
    • 株式会社INOPASE
    • 医療AI推進機構株式会社 MAPI
    • インターシステムズジャパン株式会社
    • F-Act株式会社
    • 株式会社京都科学
    • コニカミノルタ株式会社
    • 株式会社JVCケンウッド
    • ジェノニクス株式会社
    • ダイキン工業株式会社
    • 株式会社千代田テクノル
    • トーイツ株式会社
    • 株式会社ロッケン
    • 株式会社ビードットメディカル
    • 株式会社フジタ・イノベーション・キャピタル
    • Fujita Laboratory Science 有限責任事業組合
    • メディア株式会社
    • 株式会社モリシゲデザイン
    • ユーロメディテック株式会社

    ※五十音順

  5. 研究分野紹介

  6. 「日本を代表する研究力」として
    認められた、藤田の「研究力」

    研究なくして教育も臨床も存立しない一 創立者藤田啓介総長の精神は受け継がれ、本学は私立大学でも稀有な5つの研究センター (腫瘍医学研究センター・国際再生医療センター・精神・神経病態解明センター・感染症研究センター・医科学研究センター) を学内に有しています。 学生も研究者としてトップレベルの研究者の指導を受けられる体制や、産官との連携などの取り組みが評価され、多くの公的認定・採択を得ています。国際的な医学系研究大学として今後も体制の充実を図ります。

    01

    文部科学省「橋渡し研究支援機関」に認定

    詳しくはこちら
    02

    「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択

    詳しくはこちら
    03

    AMED「医学系研究支援プログラム(総合型)」に採択

    詳しくはこちら
  7. 育成する人材像

    マルチスケール・デジタルツインで患者価値を極大化、病院を最適化、新産業を創出する変革人材。

  8. 卒業後の
    キャリアパス

    未来社会を喜ばせるアイデアで、世界にまだない医療イノベーションを創出。活躍できるフィールドは多岐に渡ります。

    • 医療機器メーカー(診断装置、治療ロボット、AI 診療支援システム)
    • ICT企業(電子カルテ、遠隔医療、医療IoT プラットフォーム)
    • 医療情報システム企業(病院DX、ヘルステック企業)
    • 予防医療・ヘルスケア企業(ウェアラブルデバイス、健康管理アプリケーション開発)
    • 公的機関・行政(医療政策の企画立案、地域医療連携システム構築)
    • コンサルティング企業(医療機関向けの技術導入・業務改革支援)
    • 次世代の教育者、藤田医科大学 大学院 博士後期課程への進学
    • 医療機関(大学病院、基幹病院)
  9. 入試情報

    入試

    修士課程
    一般選抜
    • 外 国 語:TOEIC L&R、TOEFL iBT若しくはIELTSの点数
    • 専門科目:6分野の中から1分野の問題を選択する
    • 面接(個別面接)
    社会人特別選抜

    民間企業、医療機関、官公庁等で、
    入学月の3年以上の実務経験を有する者は 社会人特別選抜による受験が可能とする

    • 実務経験報告書
    • 外 国 語:TOEIC L&R、TOEFL iBT若しくはIELTSの点数
    • 面接(個別面接)
    博士後期課程
    一般選抜
    • 外 国 語:TOEIC L&R、TOEFL iBT若しくはIELTSの点数
    • 研究経過報告書(修士論文の要旨のコピー若しくはそれに準ずる成果物)、 研究計画書
    • 口述試験
    社会人特別選抜
    • 実務経験報告書
    • 外 国 語:TOEIC L&R、TOEFL iBT若しくはIELTSの点数
    • 面接(個別面接)

    学生納付金

    優秀な医工学スペシャリスト育成をめざし、進学しやすい学費設定

    大学院修士課程 小計 総計(実質負担額)
    1学年 700,000円 1,250,000円
    2学年 550,000円
    大学院博士後期課程 小計 総計(実質負担額)
    1学年 700,000円 1,800,000円
    2-3学年 1,100,000円

    ※授業料減免制度を利用した場合は、上記の金額となります。

    ●アドミッションポリシー ●修士課程/AP1:知識・技能 医学・工学・情報科学をいずれかの分野において学士課程を修了程度の知識・技能を有する者。 AP2:関連する課題や表現力、思考力、判断力、表現力を有し、応用的な知識を活用して分析し、表現することができる者。 AP3:社会・医療現場や実社会の課題に関心を持ち、「何故その課題が解決したいのか」「理想とどうすればよいか」を考察し、社会の課題を理解することができる者。

    ●博士後期課程/AP1:国家的な学術的向上や分析する専門分野において修士課程相当の知識・技能を有し、学位を通して研究動向を把握・分析するための能力を備えている者。 AP2:研究遂行能力 修士課程修了相当の研究経験を有し、その成果を論文や学会で発信するための能力を備える者。 AP3:課題設定力と探究心 「医療・医学社会の複雑な課題」を設定し、自立的に解決するための思考力や判断力を備えている者。

    ●AP4:コミュニケーション能力 多様な専門性を持つ人々と協働し、研究活動のコミュニケーション能力を有し、他者の意見を尊重してもの考えを表現し、協力して研究を推進し、学術的・社会的価値の創出に貢献する意欲と素養を備えている者。

  10. その人らしい活き方をAIする。

    病気を治すだけでは、私たちの医療は終わりません。

    高齢になっても、介護に頼らず楽しく暮らせる。

    身体に制約があっても、社会の中で活躍できる。

    年齢や状態に関わらず、

    その人らしく生きていくことをどう叶えられるか。

    私たちはそこに挑戦したいのです。

    鍵となるのは、人とAIとのパートナーシップ。

    一人ひとりの「らしさ」を見つめ、支え、引き出す。

    それぞれの生き方を愛するように、AIする。

    ここから生まれるのは、

    命に寄り添い、人の活力を引き出す、やさしくて力強い試みです。

    医学と工学の境界をこえて、

    人の可能性をひらくため、私たちは動き始めます。

    藤田医科大学大学院
    医工学社会共創研究科
    医工学社会共創専攻
    (修士課程・博士後期課程)
    2027.4 始動

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