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多系統萎縮症(MSA)の嚥下障害を詳しく評価する新しい指標を発見

  • 脳神経内科学
多系統萎縮症(MSA)患者にみられる嚥下障害の評価方法について、本学リハビリテーション医学講座が開発した「摂食嚥下障害臨床的重症度分類(DSS)」が、一般的に使われている指標よりも簡便かつ詳細に評価できることを明らかにしました。MSAは脳の神経細胞が徐々に減っていく難病で、嚥下障害を伴うことが多く、予後に影響する誤嚥性肺炎の予防は大きな課題でした。そこで本研究では、43名のMSA患者を対象にDSSを用いて病気の進行度と症状の強さの関係を評価。結果、病気の進行と自律神経症状、脳内セロトニン障害と関係していることがわかり、特に長期間にわたる追跡調査では、DSSが病気の進行による嚥下障害の悪化を敏感に反映していることが確認できました。DSSの導入により、正確で細やかな嚥下障害の評価が可能となり、詳しい検査との併用を含めることで、治療やケアの質が向上することが期待されます。

研究者

医学部 脳神経内科学

長尾龍之介 助教

医学部 脳神経内科学

渡辺宏久 教授

et al.

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