知識を技術へ、技術を自信へ。
看護の学びのステップ
看護師に求められるのは、単なる知識だけではありません。藤田医科大学 保健衛生学部看護学科では、「知る(座学)」「実践(演習)」「体現(実習)」というステップを経て、プロフェッショナルへの道を歩んでいきます。
2年生から3年生にかけて学ぶ「成人看護学」の授業を例に、講義から演習、実習へと段階的に深まる学びのプロセスをのぞいてみましょう。
STEP 1:知る・考える(講義・協同学習)
「一方的に聞く」のではなく、グループで学びを深める
少人数のグループで対話しながら理解を深める学びを取り入れています。基礎知識を土台に、看図アプローチという「見る」ことを重視したプロジェクト学習を通して、病気の成り立ちから手術、術後の回復、退院後の生活までをつなげて学びます。
病気の「看護物語」をつくる
一つの疾患について、体の仕組み(解剖生理学)から手術、入院生活、退院後の暮らしまでを、病態の理解を軸に一つの看護ストーリーとして整理します。その過程で、病態や治療方法、合併症などを自ら掘り下げて学ぶる力と、グループで協同しながら学ぶ力を養います。
学び合い、高め合う
自分たちで調べ、グループ内で解釈のズレをすり合わせることで、「わかったつもり」で終わらない学びにつなげ防ぎ、理解を深めていきます。さらに、グループごとに異なる領域を担当し、他のグループにレクチャーすることで、学び合いながら理解を深めます。
IT機器の活用
ICUに入院する患者さんの観察を学ぶプログラムでは、360度自由に視点を動かせる映像を自分の端末で操作しながら、手術後の患者のイメージを付けながら実践感覚で学べ、自分が見たいポイントを何度でも繰り返し確認することができます。STEP 2:やってみる(学内演習)
最新テクノロジーで、教室が「病院」に変わる
基礎知識を身につけた後は、教室で実践。VR機器や学生用電子カルテなどを活用して臨床の雰囲気の中で、現場の空気感を事前に体感し、実習に備えます。
VRでICU(集中治療室)を体験
360度見渡せるVRを活用し、大学にいながらICUの現場を疑似体験し、患者さんの表情、呼吸音や腹部音、装着されている医療機器、周囲の安全面などに目を向け、何に気づき、どのように判断するかを学びます。患者さんの様子や周囲の環境を落ち着いて観察する力を養います。電子カルテ「F.CESS nurse」
学生用の電子カルテを使い、患者さんの情報の見方や記録の仕方を本番さながらに学びます。必要な情報を整理し、観察した内容と知識を結び付けながら考えることで、実習で求められる観察や判断力を身につけます。先輩の声
現場にでると、同時に考えることが多くて焦ることもあります。でも、ここで繰り返しバーチャル患者さんを観察できるため、実習でも落ち着いて接することができました!
STEP 3:できるようになる(実習)
いよいよ現場へ。患者さんの「身」になって考える
3年生の後期からは、いよいよ病院での実習が始まります。
3週間の実習
実際の患者さんを受け持ち、手術前後の観察やケアを行います。知識と実践の統合
「なぜこの合併症が起こるのか?」という解剖の知識と、目の前の患者さんの状態を照らし合わせ、一人ひとりに必要な看護目標を立てます。丁寧なフィードバック
実習中も、教員が学生のさまざまな疑問に寄り添い、丁寧な個別指導でサポートします教員からのメッセージ
最初は戸惑うこともあるかもしれません。
しかし、仲間と励まし合い支え合い、臨床に近い環境で経験を重ねることで、実習の現場でも落ち着いて患者さんに向き合える力が少しずつ身についていきます。本学の「授業=体験」になる学びのスタイルで、あなたの理想の看護師像を見つけてみませんか?


