PCR検査機器や抗体検査キットの実効性を評価しています

第1教育病院では迅速PCR検査機器を配備し、緊急時に対応

 本学では、AMED(日本医療研究開発機構)研究事業への参画と複数の診断薬会社からの依頼により、新型コロナウイルスを迅速に検出できるPCR検査機器およびイムノクロマト法による抗体検査の評価を行っています。具体的には、感染症科・臨床検査部・医療科学部がプロジェクトチームを組み、患者さん一人あたりの結果判定まで、検体採取から90分以内で完了できる機器の性能を評価。その機器は、床診断に極めて有効であることを明らかにしています。5月にはさらに時間短縮となる75分の迅速検査機器の発表も予定しています。この他、過去に新型コロナウイルスに感染したことがあるかどうかを簡単に判定できる抗体検査キットの性能評価にも積極的に取り組んでいます。
 第1教育病院でのPCR検査体制はすでに整備され、4月6日より緊急に対応が必要な場合は、感染症科を窓口として臨床検査部で検査を行っています。
 本学は一刻も早い感染収束に向け、今後もこれらの機器の実効性や操作性の確認を進めていきます。