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藤田医科大学特別栄誉教授,、名古屋大学特別教授、 岡崎恒子先生 ご逝去

名古屋大学特別教授ならびに藤田医科大学 特別栄誉教授で文化勲章受章者の岡崎恒子先生が、2026年9月22日、ご逝去されました。93歳でした。
岡崎恒子先生は1967年、夫の故・令治氏とともに、DNAの二重らせんがほどけて複製ができる際の小さな断片=岡崎フラグメントを発見し、生命の根源に関わる仕組みを明らかにしました。
DNA複製の謎を解き明かした岡崎フラグメントの発見は、分子生物学の歴史における最も重要なマイルストーンの一つとされています。遺伝子を切り貼りする遺伝子組み換え技術の発展や、DNAの複製によりがん細胞が急激に増殖するのを抑える抗がん剤の開発など、現代の医療や創薬の進化にも大きく寄与しています。
女性研究者がまだ少なかった時代から第一線で活躍し、1983年には名古屋大学初の女性教授に就任するなど、女性研究者の先駆けとして道を切り拓かれました。偉大な業績を残された岡崎恒子先生に、謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

岡崎恒子特別栄誉教授 経歴

1933年 愛知県生まれ
1958年 名古屋大学大学院 修士課程 修了
1960年 フルブライト留学生として渡米
ワシントン大学医学部薬学教室ジャック・レナード・ストロミンジャー教授の下に留学
1961年 スタンフォード大学医学部生化学研究室アーサー・コーンバーグ教授の下に留学
1965年 名古屋大学 理学部助手
1976年 名古屋大学 助教授
1983年 名古屋大学 教授
1997年 名古屋大学 名誉教授
1997年 藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学) 総合医科学研究所教授
2004年 日本学術振興会ストックホルム研究連絡センター長
2016年 藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学) 総合医科学研究所 特別栄誉教授
    名古屋大学特別教授

◆賞歴・栄典
2000年 ロレアル・ヘレナ・ルビンスタイン賞(現・ロレアル-ユネスコ女性科学賞)を日本人で初受賞、
 同年 紫綬褒章 受章
2008年 瑞宝中綬章  受章
2015年 文化功労者  顕彰
2021年 文化勲章    受章

 岡崎恒子先生のご逝去の報に接し、藤田学園を代表して、謹んで哀悼の意を表します。
岡崎先生は、DNA複製の分子機構の解明をはじめ、世界を代表する科学者として研究の道を切り拓いてこられました。研究者としてのキャリアの集大成の場として藤田保健衛生大学総合医科学研究所(現・藤田医科大学医科学研究センター)の教授に就任され、多くの後進を育成し、特別栄誉教授として本学の発展を支えていただきました。
既成概念にとらわれず真理を追究された岡崎先生の姿は、本学の建学の精神「独創一理」に通じ、その学問に対する情熱と卓越した業績は、これからも本学に受け継がれていくものと確信しております。
生前のご厚情と多大なるご貢献に深く感謝申し上げ、心よりご冥福をお祈りいたします。
藤田学園 理事長
星長清隆

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