大宮教授らの研究グループは、全国6施設で、大腸および小腸カプセル内視鏡検査を自宅や職場で完結できる院外検査として実施し、その遵守性・安全性・受容性を詳細に解析しました。被検者は検査準備からカプセル内視鏡の内服、検査終了まで自ら行い、医療スタッフへの問い合わせは半数で見られたものの、腸管洗浄の遵守率は100%、検査機器操作遵守率は79%で、重篤な有害事象はありませんでした。大腸・小腸とも観察精度や洗浄度が良好で、異常所見も適切に確認され、検査後には多くの被検者が次回もカプセル内視鏡を希望しました。本成果は、従来は医療機関内でしか行えなかった内視鏡検査を、遠隔で医療者のサポートを受けながら院外で安全に実施できることを示すもので、利便性の向上や受診率の改善に加え、検査への心理的負担軽減や医療アクセスの拡大にも寄与することが期待されます。
研究者
医学部 先端光学診療学
大宮直木 教授
et al.


