本学の研究グループは、人の活動時間帯の傾向を示すクロノタイプと腰痛との関連に着目し、中部地方の自治体職員4,728人を対象に調査を行いました。その結果、夜型の人は朝型の人に比べ、腰痛を有する割合が高いことが明らかになりました。腰痛を訴える人は全体の約30%で、夜型では36.2%、朝型では28.7%でした。年齢や性別、BMI、運動習慣、睡眠、抑うつ症状など多くの交絡要因を考慮した解析でも、朝型の人に比べ夜型の人は腰痛を有する割合が1.46倍高いことが示されました。これまで海外や限定的な集団で報告されていた夜型と腰痛の関連が、日本人勤労者でも確認されたことは大きな意義があります。本研究は、夜型の生活リズムが腰痛の発症に関与している可能性を示唆しており、今後、腰痛予防においてクロノタイプを考慮した新たな対策につながることが期待されます。
研究者
医学部 整形外科学
松永美佳 大学院生
医学部 整形外科学
藤田順之 教授
医学部 公衆衛生学
太田充彦 教授
et al.


