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ICU入院患者における口腔ケアの有効性を科学的に証明

  • 消化器内科学
  • プレバイオティクス
  • 歯科・口腔外科学
本学の歯科・口腔外科学講座、消化器内科学講座、医科プレ・プロバイオティクス講座を中心とする研究グループは、ICUで気管挿管を受けた患者に標準化した口腔ケアを行うことで、口腔内の細菌数とマイクロバイオームが有意に変化することを臨床的に確認しました。人工呼吸器関連肺炎(VAP)は挿管患者に多い重篤な感染症であり、口腔衛生が予防に寄与するとされる一方、日本では十分な科学的根拠がありませんでした。本研究では48時間以上挿管された15名を対象に、1日4回の指針に基づく口腔ケアを実施し、舌表面サンプルを用いて細菌数と菌叢を評価しました。その結果、挿管中・抜管後ともに細菌数が明確に減少し、抜管後にはShannon指数などの指標から多様性の変化が示されました。また、VAPに関与する可能性のある細菌種の相対量も減少し、ICU感染管理における口腔ケアの有用性が裏付けられました。これらの成果は、今後の予防体制の見直しやケア技術の開発につながると期待されます。

研究者

七栗歯科

金森大輔 講師

医学部 歯科・口腔外科学

吉田光由 教授

医学部 消化器内科学、医科プレ・プロバイオティクス

廣岡芳樹 教授

医学部 消化器内科学、医科プレ・プロバイオティクス

栃尾巧 教授

et al.

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