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パーキンソン病における体重減少の謎を解明:
体脂肪の減少と、エネルギー代謝のシフトが関与

  • 精神・神経
  • パーキンソン病
  • 脳神経内科学

本学の研究グループは、パーキンソン病における体重減少のメカニズムを解明するため、体組成と血中代謝物のデータを多面的に解析しました。その結果、患者の筋肉量は健常者と同程度に保たれている一方で、体脂肪が選択的に減少しており、これが体重減少の直接的な要因であることを明らかにしました。血液解析においては、糖代謝の低下と脂質・アミノ酸代謝の亢進が同時に生じる、世界初となる特徴的な「エネルギーシフト」を発見しました。これは、ミトコンドリアの機能低下等により糖からエネルギーを十分に産生できない状況に対し、脂質やアミノ酸を代替源として利用する代償的な反応です。特にBMIが低い患者ほどケトン体の上昇が顕著であり、体脂肪の消費が加速している実態が示されました。この発見は、パーキンソン病の代謝異常を早期に捉える指標や、食事療法による体重減少の抑制、代謝を標的とした新たな治療戦略の構築に寄与することが期待されます。

研究者

医学部 脳神経内科学

水谷泰彰 准教授

医学部 脳神経内科学

渡辺宏久 教授

et al.

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