本学の研究グループは、国内の食事管理アプリを利用する約1.2万人のデータを用いて、お酢の主成分である「酢酸」の摂取習慣と栄養素摂取の関係を調査しました。解析の結果、酢酸の摂取量は男性や高齢者でより高い傾向にあることが判明しました。また、年齢や性別、総エネルギー摂取量の影響を調整して分析したところ、酢酸を多く摂取する習慣がある人ほど、炭水化物や糖質、でんぷん、および飽和脂肪酸の摂取量が少ないという負の関連があることを明らかにしました。対照的に、食物繊維などの摂取量は多い傾向にありました。この結果は、お酢を取り入れた食生活が、肥満の要因となる炭水化物や脂質の摂取を抑え、健康維持や肥満予防に寄与する可能性を示唆しています。今後は、個人の食の好みと酢酸摂取の関係や、具体的な疾患リスク低減との関連性についての解明が期待されます。
研究者
医学部 臨床栄養学
飯塚勝美 教授
et al.


