「そもそも看護師って何をする人?」「看護師になるまで大変なんだよね?」「学生生活はどんな感じ?」など、素朴な疑問を本学看護学科の教員(1名)と本学看護学科で学んでいる学生(3名)に聞いてみました。
少しでも看護師が気になっているそこのあなた、読んだら未来が変わるかも?気楽な気持ちでのぞいてみてください。

教員 I.Fさん(女性)

  • そもそも看護師の定義って何?
     看護師の定義は、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者や褥婦(じよくふ)に対する「療養上の世話」または「診療の補助」を業とする者です。この褥婦(じよくふ)というのは、お産が終わったあとの女性をいいます。傷病者のお世話はもちろん、生命の誕生、生命をはぐくむという重要な役割も看護師の仕事です。
    また、看護師という漢字をよく見ると、「手と目で看(み)て、護(まも)る」仕事であることが分かります。
    AIやロボットなどが進化する時代でも、“人間にしかできない仕事”です。
  • 各学年で主に何を学ぶの?
    • 1年生:看護師になるために必要な科目以外に、選択できる文学、哲学、生命科学、文化人類学などの教養科目がたくさんあります。高校で学んだ科目もあると思いますが、医療と関連した内容が組み込まれています。ここから学びたい科目を、自分で決めることができます。講義だけでなく、1週間の臨地実習もあります。
    • 2年生:看護のための病態生理、公衆衛生学、成人期・老年期疾病論、看護過程展開論、地域・在宅看護学方法論などの看護に関連した科目が増え、最も履修する科目数が多い学年です。グループワークも増え、みんなで意見交換をすることで、自分だけでは見えていなかった点に気づき、成長できます。知識だけではなく、グループワークで培った観察力やコミュニケーション能力を活かして、2週間の臨地実習に行きます。
    • 3年生:前期は学内での演習が多く、実習に向けての準備をしていきます。後期は大学病院だけでなく、訪問看護ステーションや高齢者施設などへの臨地実習で、今まで学んできたことを実践します。さらに生命誕生への援助、病気を抱える患者さんと家族への看護援助などの実習を通じて経験を積んでいきます。
    • 4年生:統合実習という最後の実習と学んだことを知識だけで終わらせず、現場で活用できるよう、またより良い看護を探求するため、卒業研究を行います。 
  • 男性看護師(在学生・職員)の割合ってどのくらい?
      大学において、現在男子学生は全体の6.6%です。1学年に8~12人います。
    藤田医科大学病院に勤務する男性看護師は12.3%で、全国の平均よりも多くの男性看護師が働いています。(2024年12月時点)
  • 看護師資格って病院以外で活躍できるところがある?
    看護師とひとくくりに言っても、病棟看護師や手術室看護師、診療看護師(NP)などさまざまな役割を持った看護師がいます。そして、看護の対象は病気をもった方だけではなく、健康な方も対象です。病院をはじめ、保健所・保健センター、訪問看護ステーション、介護支援センター、介護老人保健施設、教育機関、企業での看護活動、そして、災害時の活動、海外における活動など、多くの場所で活躍しています。
  • 先生にとって「自分らしく幸せに生きること」ってなんですか?
      お亡くなりになられた方のお見送りや新しい命の誕生を迎えるという看護を経験し、命のつながり、命の尊さを実感しました。命に直面し、戸惑いながら、この仕事を続けていけるだろうかと悩んだこともありましたが、患者さんや仕事仲間からの言葉に助けられ、やはりこの仕事をして自分は幸せなんだなと思えるようになりました。そんな自分が今できることは、将来、看護師になる学生と卒業していった学生の成長を見守ることです。私にとってそれが生きがいでもあり、幸せです。自分らしく幸せに生きることは、健康という側面だけではなく、生きがいを持つことも大切な要素なのではないかと自分の経験を通して感じました。
  • 他の大学と違うところや強みは?
     
    1. 医療系総合大学であることから、学生全員が医療職を目指して学んでいます。みんなが目標達成に向けて頑張っている姿は頼もしいです。
    2. チーム医療の実践に向けた学生間の交流があります(アセンブリ教育)。学部や学科の垣根を越えた授業により、学生のうちから専門職連携を身近に学ぶことができます。
    3. 充実した実習施設と学修サポート体制があります。4つの教育病院と訪問看護ステーションがあり、そこで働いている看護師さんや、ドクターヘリやドクターカー、災害で活躍している看護師さんも授業に来てくださいます。
    4. 日本の看護大学で4番目に古い伝統ある大学で、長年にわたり多くの看護師を育成してきた教育実績があります。日本はもちろん海外で活躍する卒業生がたくさんいます。
    5. 全国トップクラスの国家試験合格率です(看護師・保健師10年連続100%合格)。第115回看護師国家試験において、100人以上の定員で全員合格している大学は8大学で、本学は3番目に人数が多い大学でした。
    6. 昼夜開講している大学院があります。仕事をしながら、さらに自分のキャリアアップにつながる学修(専門知識、研究)ができます。
  • 先生が藤田を選んだキッカケは?
     他県の大学病院で勤務していたときに出会った先輩が、とても真面目できちんと仕事をされている中でも、ユーモアがあり楽しい方で、本当に人間としても医療人としても尊敬できる方でした。その先輩が本学の卒業生であることを知り、そんな尊敬できる方が育った大学で仕事をしたいと思ったのがきっかけです。また、大学病院をはじめ、学習環境が整っており、最先端の医療から在宅医療まで幅広い看護を学べる環境も魅力のひとつです。
  • 看護師に少しでも興味がある方へメッセージをお願いします!
      看護師の仕事は、大変と思われがちです。もちろん大変なこともあります。いろいろ悩んだり、泣いちゃったり、切なくなったりすることはありますが、うれしい、よかったと思う気持ちになることもたくさんあります。命を通じて、自分の存在、そして自分を成長させてくれる仕事でもあると私は思っています。やさしさと思いやりのあるあなたへ、看護の仕事を私たちと一緒に学んでみませんか。

4年生 S.Oさん(男性)

  • どのくらい勉強した?してる?
    高校3年の夏まで部活動に力を入れていたので、9月ごろから切り替えて勉強に集中しました。
    現在は毎日長時間勉強しているわけではなく、アルバイトやサークルにも参加しながら過ごしています。テスト2週間前になると計画的に勉強時間を増やし、集中的に取り組むようにしています。
    また、実習中は事前学習や記録が必要になるため、自然と勉強する時間が増えました。
  • 看護学科って忙しいイメージ…息抜きできる時間はある?
     長期休みのほか、祝日も学校は休みなので、趣味や旅行などを楽しむ時間はしっかり確保できます。普段は課題や実習で忙しい時期もありますが、メリハリをつけて過ごすことが大切だと感じています。
    自分は休日や祝日に釣りに行くことが多く、自然の中でリフレッシュしています。
  • 一番つらかった出来事は?
     特にないです!
    「限界看護学生」みたいなことも聞きますが、藤田はカリキュラム的に、主な実習が3年生、国家試験対策が4年生と分かれているので、メリハリがあって比較的余裕を持って取り組めると感じています。もちろん大変な時期はありますが、友達と話したりリフレッシュしたりしながら、無理なく続けられています!
  • 印象に残っている授業は?
     実習です。
    実際の患者さんを受け持たせていただいたんですが、自分で考察したり状態を評価したりする中で、初めて自分で情報をまとめたり看護計画を立てたりしました。初めてのことばかりだったので、うまくいかないことも多く、「これで合ってるの?」ってずっと不安でした。でも、患者さんに「ありがとう」と言ってもらえたことがすごく印象に残っています。「自分のしたことは意味のあることだったんだな」と感じることができ、励みになりました。大変でしたが、その分自分の成長も感じられましたし、今振り返るとすごく大切な経験になりました。
  • 看護学部で学ぶ中で成長したなと思うことは?
     コミュニケーション力と、タスク管理の力は成長したと思います。
    コミュニケーション力については、実習やグループワークを通して少しずつ成長できたと感じています。患者さんとの関わりだけでなく、先生や他の学生と意見を共有する機会も多くて、相手に分かりやすく伝えることや相手の話をしっかり聞くことを意識するようになりました。
    患者さんとの関わりだけでなく、他職種連携の観点からもコミュニケーション力の重要さは実感してます!
    タスク管理は、授業や実習、課題に加えてアルバイトや自分の時間もある中で、どうやって時間を使うかを考える力がついたと思います。物事に優先順位をつけて、効率よく動くことを意識するようになり、少しずつですが要領よくこなせるようになってきました!
  • 医療ドラマでよく見る「最強のバディ」はいますか?
    「最強のバディ」っていう存在は思い当たらないんですけど、家族とか友達、先生とか、周りの人たちにとても支えられています!
    実習や課題でしんどいときも、話聞いてもらったりアドバイスもらったりして、周りのみんなのおかげで乗り越えてます! 
  • 入学前と看護師の印象って変わった?
     入学前から「忙しそう」「きつそう」というイメージは正直あって、実際に働いているわけではないので、その部分の印象はあまり変わっていません。ただ、「人」に寄り添い、「人」のために考えて行動できる看護師の印象と憧れは入学前から変わらず持っています!
  • 他の大学と違うところや強みは?
     大学病院が併設されているところが大きな強みだと思います。
    実際に臨床で働いている看護師の方が学内で講義をしてくださるので、現場のリアルな話を聞くことができてイメージがしやすいです。「自分もこうなりたいな」と思えるきっかけにもなっていて、将来の目標を考える上でもすごくいい環境だと感じています。
  • なぜ藤田に入学しようと思った?
     もともと先輩に誘ってもらったことがきっかけの一つです!!国際水準の大学病院が隣接していて、学べる環境がすごく整っているところに魅力を感じました。また、新聞やテレビのニュースで、最先端の医療に携わる方々の姿を見て、「ここで学びたいな」と思いました。
  • 看護師に少しでも興味がある方へメッセージをお願いします!
     「人のために何かしたい」という思いが少しでもある人には、すごくやりがいを感じられる分野だと思います。大変なこともありますが、ぜひ選択肢の一つとして考えてみてほしいです!

4年生 N.Nさん(女性)

  • どのくらい勉強した?してる?
    高校受験の時は本当にたくさん勉強していました。国公立大学をめざしていたので、高校3年生の夏休みはほとんど勉強しかしていなかったと思います。正直つらいときもありましたが、「ここで頑張らないと」と思って必死でした。
    大学に入学してからテスト勉強はしっかり頑張っていますが、高校や中学のときに比べると、勉強に費やす時間は少なくなったと感じています。その分、遊びやバイトに使える時間も増えて、気持ちにも余裕ができたなと思います。夏休みや春休みが2カ月あるのも嬉しいポイントです!
  • 看護学科って忙しいイメージ…息抜きできる時間はある?
     演習や授業が多いので、看護学部ではない友達などに比べると忙しいと感じることはあります。でも、その分みんなで頑張っている感じがあって、私はそれが心強かったです。
    バイトをしたり、学校帰りに友達とご飯に行ったり、夏休みに旅行に行ったりと、しっかりリフレッシュできる時間もあります。忙しいからこそ、オンとオフの切り替えがうまくでき、気分転換できています。
  • 一番つらかった出来事は?
     課題が重なった時は本当に大変で、正直「もう無理かも」と思うこともありました。
でも、友達と「やばいね」「終わらないね」と言い合いながら一緒に頑張れたことで、最後まで乗り越えることができました。一人だったら乗り越えられなかったと思うので、支え合える友達の存在の大きさを実感しました。今ではその時期も含めていい思い出だなと思います。
  • 印象に残っている授業は?
    急性期看護学実習がとても印象に残っています。実習班のみんなで考えながら取り組む授業で、まるで謎解きをしているような感覚で学べたのがすごく楽しかったです。
「こういうことか」と理解できた瞬間が何度もあって、自分の中にしっかり残っている実感がありました。その学びを実習で活かして患者さんのケアができたときは、本当に嬉しく、やりがいを強く感じました。
  • 看護学部で学ぶ中で成長したなと思うことは?
     患者さんの病態や背景を考えて行動する力が身についたことだと思います。学んだことを日常でも自然と考えるようになって、例えば遠方に住む祖父母の家に行った際に周りの環境を気にしたり、電話で「ちゃんと水分とってる?」と声をかけたりするようになりました。

    自分の学びが大切な人のためにも生かせていると感じたときは、少し成長できたのかなと嬉しくなります。
  • 医療ドラマでよく見る「最強のバディ」はいますか?
     最強のバディは、やっぱりいつも一緒にいる友達です!
楽しい時も、つらい時もずっと一緒に乗り越えてきたので、すごく大きな存在だなと感じています。
  • 入学前と看護師の印象って変わった?
     入学前は、患者さんのお世話をする仕事というイメージで、正直あまり具体的にイメージできていませんでした。
実際に学ぶ中で、オムツ交換などのケアを自分ができるのか不安を感じることもありましたが、感謝の言葉をいただいた時に、頑張ってよかったなと思いました。そして、看護師はやりがいのある仕事だと改めて実感しました。
    また、実習を通して、看護師は患者さん一人ひとりの病態や背景を考えた上で、明確な根拠を持ってケアをしていることを知り、その姿がとてもかっこいいと感じました。
自分もいつか、そんなふうに知識や経験を通して自信を持って判断できる看護師になりたいと思いながら今頑張っています。
  • 他の大学と違うところや強みは?
     5学部学科があり、アセンブリ教育やサークルを通して他学部の人たちと関わることができる点です。
    将来同じ医療職として働く仲間と学生のうちから関係を築けるのは大きな強みだと思います。
  • なぜ藤田に入学しようと思った?
     実習先が大学のすぐ隣にある点に魅力を感じました。また、最先端の医療現場で実習できる環境が整っていることが決め手でした。
  • 看護師に少しでも興味がある方へメッセージをお願いします!
     私自身も最初は「自分にできるのかな」と不安でした。
    でも実習で患者さんと関わる中でやりがいを実感し、今はこの道を選んでよかったと思っています。
    仲間と一緒に学びながら成長できるので、「やってみたい」という気持ちがあれば挑戦する価値はあると思います!
    自分には無理かもと思っても藤田なら先生や仲間がサポートしてくれる制度が整っています。もし少しでも興味があるなら、まずは看護体験やオープンキャンパスなどに参加してみるのもおすすめです。
    看護師になってみたいと思っている気持ちがあるなら一歩進んでみてください!

4年生 K.Bさん(女性)

  • どのくらい勉強した?してる?
     大学受験時は、受験勉強を始めるのが遅かったのもあって,毎日8時間くらいは勉強していました。大学生になってからは、大学受験時よりは減りましたが、学年が上がるにつれて課題や記録物が増えてくるので毎日何かしらの学習に触れています。4年生になってからは国試問題を毎日10問でもいいからと目標を立て、解くようにしています。
  • 看護学科って忙しいイメージ…息抜きできる時間はある?
     他学科に比べ授業数が多いことや、実習中は課題や記録物が多く大変ですが、授業が早く終わる日は大学の部活動に参加して体を動かしたり、友達とご飯や遊びに行ってリフレッシュすることで勉強のモチベーションにしています。
  • 一番つらかった出来事は?
    3年生の半年間の領域別実習は大変でした…笑。自分が今まで学んできたことを臨床の場で実践する難しさを思い知り、自分の未熟さを痛感しました。その実習を乗り越えられたのは、困った時に相談に乗ってくれたり、分からないところを教え合うことで励まし合えたグループメンバーのおかげです。また、勉強に行き詰った時に担当の先生も親身になって一緒に考えてくださったのもありがたかったです。
  • 印象に残っている授業は?
     アセンブリです。藤田の特徴として医学部や看護学科のほかに医療検査学科、放射線学科、リハビリテーション学科など多くの学部学科があり、普段は関わることが少ない他の学科の人たちと一緒に課題に取り組んだり、交流する機会があります。学生のうちから多職種連携を学ぶことが臨床に出た際のチーム医療の実践力につながると感じています。授業では、楽しみながらそれぞれの専門性を生かして進めるグループワークは楽しかった印象が残っています。
  • 看護学部で学ぶ中で成長したなと思うことは?
     課題や実習を乗り越えていく中で、看護師の役割は患者さんの疾患だけをとらえるのではなく、患者さん自身と家族の思い、背景など、多角的な面から考えることができるようになってきたことです。患者さんの疾患に必要な看護だけでなく、患者さんと家族のニーズをとらえ、そのニーズにあった看護を計画することで患者さんにも喜んでもらえた時は嬉しかったです。
  • 医療ドラマでよく見る「最強のバディ」はいますか?
    高校からの友達で一緒に本学の看護学科に通い、ソフトテニス部でも一緒に活動している友だちです。
    高校生の頃からソフトテニスでペアを組んでいて今年で7年目になります。テニスの試合ではしゃべらなくてもお互いどう考えているか分かってしまうほどで、勉強においてもお互い支え合い高め合うことができているため、まさに「最強のバディ」です!! 
  • 入学前と看護師の印象って変わった?
     とても変わったと思います笑。看護師さんといえば病棟で働く看護師さんしかイメージしていなかったのですが、保健師や助産師などの専門性を活かした働き方があることや藤田ではFNPと呼ばれる診療看護師さんもいて看護師の中でも活躍できる道がいろいろあることに驚きました。
  • 他の大学と違うところや強みは?
     他の医療系大学では医学部や看護学部で構成されていることが多いですが、藤田では医学部や看護学科だけでなく、医療検査学科、放射線学科、リハビリテーション学科など多くの医療系学部があります。アセンブリの授業や部活動で他分野を学ぶ学生と関われる機会があることは、自分が実際に働いたときに他職種連携を行う上で大きな強みであると感じています。
  • なぜ藤田に入学しようと思った?
     知名度が高く、最新医療を常に取り入れている日本最大規模の病院が大学に隣接していて、幅広い疾患を受け入れているため、より実戦に近い環境で学ぶことができると思いました。
  • 看護師に少しでも興味がある方へメッセージをお願いします!
     私も最初は漠然と看護師になりたいなと思い入学しましたが、勉強していくうちに救命救急分野で活躍できる看護師になりたいと強く思うようになりました。看護師の道は幅広くいろんな選択肢があるため、勉強していく中で自分がやりたいことを一緒に見つけていきましょう!

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