井原 颯さん(2017年卒業)
大学入学当初から手術に携わりたいと考えていました。現在は手術室に勤務し、患者さんが安全かつスムーズに手術が行えるよう患者さんのケアや介助を行い、医師をサポートしています。大学時代の実習で養った患者第一という考えは今でも私のベースに。また「病態生理学」「解剖学」の講義で学んだ身体や身体機能についての知識はこの仕事では最も必要な知識になっています。緊張感ある職場ですが、患者さんが無事に手術を終えて退室するときには安堵感でいっぱいに。術後の良好な回復を耳にすると、これからも患者さんのためにできることをしてきたいという気持ちが強くなります。
佐々木 祐子さん(2017年卒業)
私は現在、市役所に勤務し、市民の方々へ特定保健指導を行っています。健康診断の結果、生活習慣病になる危険性が高い方に対し、生活習慣改善の指導をするのが主な内容です。市民の皆さまと関わる際には、在学中の看護実習で学んだ相手の立場に立って考える姿勢が生かされています。目標は生活習慣病を防ぎ、医療が必要となる人を1人でも減らしていくこと。そのために特定保健指導を受ける方を増やすための工夫を考え、より良い事業へと進化させることにやりがいを感じています。
新家 翼さん(2012年卒業)
私が勤務するのは、脳神経疾患や脊髄損傷などで急性期を脱した患者さんが治療とリハビリを行う病棟です。
入院が長期にわたる場合もあるため、日常生活の援助や心理的サポートは欠かせません。
現在は、スタッフ教育や病棟業務の見直しなどにも取り組んでいます。
本学での講義は、病棟看護師が務めることが多く、実習も主に敷地内の大学病院で行います。
臨床現場を身近に感じられる環境の中で経験を積めたことが、今に生かされていると感じます。
山村 美穂さん(2013年卒業)
NICU・GCU病棟は、ハイリスクな状態にある赤ちゃんのケアを行う集中治療室です。
ここで治療の介助や成長発達の支援、退院調整などを担当しています。
助産師をめざしたのは、在学中の母性看護学で女性の一生に関われることに魅力を感じたから。
学びを深めるため本学卒業後に助産師養成の大学へ進学しました。NICU・GCUへの入院は、ご家族の不安も大きいものです。
父親・母親に寄り添い、一緒に赤ちゃんの成長を支えていきたいと思います。
河合 美代子さん(2008年卒業)
65 歳以上向けの一般介護予防事業や老人クラブの支援、成年後見制度市町村申し立ての対応などに取り組んでいます。
自ら地域に出向き、地域活動に介護予防を盛り込むための支援も行います。
多くの人と仕事内容の検討や調整をする際には、大学時代のグループワークや演習の経験が役立っています。
「住み慣れた地域でいつまでも元気に暮らせること」を目標に生活支援体制整備事業に力を入れ、元気な高齢者を増やしていきたいです。
伊藤 あゆみさん(2003年卒業)
認定看護師( 透析看護)の資格を生かし、入院・外来患者さんの血液透析や、腹膜透析患者さんの外来診療をおこなう血液浄化センターで働いています。
大学在学中は多くのグループワークを経験し、自分の意見を相手に伝え、相手の意見に耳を傾け理解することの大切さを学びました。
その経験は今も生かされ、よりよい看護を実践するために、日々考え、お互いの意見を共有する時間を取っています。
牧野 恵子さん(2016年卒業)
母児やご家族の力を最大限に引き出せるようにサポートさせていただくことや、ご家族で赤ちゃんを迎え入れる貴重な機会に携わらせていただくことに、仕事のやりがいを感じます。
今後もさまざまな経験を積み、地域の母児の方々の健康を守れるように貢献していきたいです。