医学部医学科 学科概要

世界標準最前線で活躍する医師を養成します

医学部長
岩田 仲生

藤田医科大学医学部は1972年の設立以来、医学・医療のさまざまな分野でリーダーとなる多くの人材を世に送り出し、日本および世界の発展に貢献してきました。医学部の使命である「独創的な学究精神を持った謙虚で誠実な医師を育成する」を掲げ新たなステージへ大きな変革を進めています。

「リサーチマインドの育成」、「グローバル化」、「医療、介護、最先端医療、地域医療を担う新医療人」という医学教育改革の三本柱を基軸とした教育内容の刷新を常に進めています。

私たちの目標は「医学教育日本一」です。参加型臨床実習充実のためStudent doctorは365日医療スタッフの一員として医療現場に参画し、実臨床の中で生きた知識・技能・態度を身につけると同時に、多職種間の専門職連携を実践的に学ぶ環境は本学医学教育の大きな特徴です。伝統である、熱意ある教員による学生への密な手厚い指導の中、一人ひとりの学生諸君と実症例をともに学ぶことで血肉となる医学を身につけていくのが藤田の医学教育です。

ICTを全面的に駆使した双方向の学習システムを整備し、つまずきやすい部分を抽出する試験支援、講義が録画され何度でも受け直せる、修学度を見える化して適切な指導につなげる学修成果可視化、指導教員とオンラインでいつでも相談できる等さまざまなシステムの導入で、今まで以上に効率的かつ効果的な学びが可能になっています。

研究においては世界大学ランキングで高い評価を受けており、がん、精神・神経、感染症、再生医療、ゲノムを中心に世界レベルの研究拠点を整備しています。優れた研究の現場において学部学生が専任してリサーチに携われるStudent Researcher制度等を利用し多くの学生が在学中から世界最先端の研究活動に参加しています。

日本は今後超高齢・人口減少社会に突入していきます。藤田医科大学は私立大学としての可能性を最大限活用し、今後はアジアを中心とした世界標準での活動を基軸に発展を目指しています。一人でも多くの人の命と健康を守り、人々の幸せを実現していくため、私たちとともに学び、力を合わせていきましょう。

医学部の使命

独創的な学究精神を持った謙虚で誠実な医師を育成する。

教育目標

「独創一理」の建学の理念の下に、「リサーチマインドの涵養」、「グローバル化」「最先端医療、地域医療、介護福祉を担える新医療人の育成」という医学教育改革の三本柱を基軸とした教育プログラムを提供し、独創的な学究精神と国際的視野を持って医学・医療の様々な分野でリーダーとして社会に貢献できる誠実で謙虚な医師を育成する。

ディプロマ・ポリシー

藤田医科大学医学部は、「独創的な学究精神を持った謙虚で誠実な医師」となるため、所定の課程を修め、医学部卒業コンピテンス・卒業コンピテンシーに定める能力を身につけた者に対して、学士(医学)の学位を授与します。

医学部卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー
(2024年度改訂)

医学部の使命に基づいて、卒業時に全ての医学生が身につける能力として「卒業コンピテンス (Ⅰ~Ⅷの領域)」及び「卒業コンピテンシー(合計:46領域)」を定める。

Ⅰ.医師としてのプロフェッショナリズム
藤田医科大学医学部学生は、卒業時に、相手の立場を尊重して利他的に行動し、倫理観、 責任感、協調性を持って誠実な医師として相応しい行動ができる。 
  1. 医師として品格と礼儀のある行動がとれる。
  2. 医療に関わる法令を理解し、それに基づいて行動できる。
  3. 医療倫理について理解し、それに基づいて行動できる。
  4. 個人の尊厳を尊重し、他者に共感し利他的に行動できる。
  5. 常に自己省察し、それに基づいて実践できる。
  6. 適切な助言、指導ができ、助言、指導を受け入れることができる。
  7. 社会と医療現場から期待される医師の役割を理解し説明できる。

Ⅱ.コミュニケーション能力
藤田医科大学医学部学生は、卒業時に、お互いの立場を尊重して、相手から信頼される関係を築き、適切なコミュニケーションがとれる。
  1. 患者ならびに家族に配慮あるコミュニケーションができ、良好な人間関係が構築できる。
  2. 患者の心理・社会的背景を理解し、ニーズや課題も踏まえながら情報提供を行い、患者ならびに家族の意思決定を支援できる。

Ⅲ.専門職連携
藤田医科大学医学部学生は、卒業時に、患者、利用者、家族、コミュニティの課題について、職種間でコミュニケーションをとり、関わる職種で共通の目的を設定して協働することができる。
  1. 多職種および他の医療・福祉系学部の学生と患者・家族・利用者、家族、コミュニティの課題に焦点を当て、共通の目標を設定できる。
  2. 多職種および他の医療・福祉系学部の学生の役割や意見を尊重した説明や返答、問いかけができる。
  3. 保健・医療・福祉において患者、利用者、家族、コミュニティに関わる他職種を尊重し、その役割を理解できる。
  4. 自らの知識や価値観を多職種および他の医療・福祉系学部の学生に伝えることができる。
  5. 他の医療・福祉系学部の学生の中で、自らの役割を果たすことができる。
  6. 多職種および他の医療・福祉系学部の学生と共に学び、成長できる。
  7. 医師の役割を多職種および医療・福祉系学部の学生に説明できる。

Ⅳ.医学および関連領域の知識と応用
藤田医科大学医学部学生は、卒業時に、医学の基盤となっている教養、基礎、臨床、社会医学および情報・科学技術の知識を有し、これらを応用できる。
  1. 人体の正常な構造と機能発達・成長・加齢・死などの生命現象および心理・行動について科学的、臨床的進歩を踏まえて説明できる。
  2. 疾患の病態・診断・治療について科学的、臨床的進歩を踏まえて説明できる。
  3. 情報科学技術を取り扱う際に必要な規則とルールを理解し、それに基づいて行動できる。
  4. 情報収集・情報処理技術を習得し、医科学や医療に活用できる。
  5. 根拠に基づいた医療の知識から患者の抱える問題の解決法を提案できる。
  6. 医学研究および診療に必要となる基礎的英語力を有する。

Ⅴ.独創的探究心
藤田医科大学医学部学生は、卒業時に、医学研究の必要性を十分に理解し、科学的思考と国際的視野を持って自らの疑問点を解決するために行動することができる。
  1. 知的好奇心を持って学術・研究活動に取り組むことができる。
  2. 論文等の情報を適切に収集し、論理的、批判的に吟味できる。
  3. 科学的思考力を発揮して研究発表内容に関する討議に参加できる。
  4. 英語を活用して国際交流および医科学情報の取得・発信ができる。
  5. 研究倫理・コンプライアンス・利益相反(COI)および関連する法規制を理解して行動できる。

Ⅵ.診療の実践
藤田医科大学医学部学生は、卒業時に、患者および家族に対しての共感的態度を持ち、確実で信頼される診療技能を磨き、科学的根拠に基づいた患者中心の安全な診療を実施できる。
  1. 必要な情報を聴取・整理し、臓器横断的かつ心理・社会的視点に基づき、患者状態に応じた身体診察ができる。
  2. 基本的臨床手技を確実にかつ安全に実施できる。
  3. 病歴・身体所見より鑑別診断を挙げ、必要な検査を選択し、その結果を評価できる。
  4. 頻度、又は、緊急性や重症度の高い疾患・病態の診断・治療の計画を科学的根拠に基づいて立てることができる。
  5. 患者およびその家族の心理・社会的背景・医療への期待、医療の継続性などを考慮し、診療計画を立てることができる。
  6. 診療録を問題志向型に正確に記載し、診療情報を適切にプレゼンテーションすることができる。
  7. 症例についての要約(サマリー)を作成し、情報共有できる。
  8. 患者や家族の多様性に配慮し、最善の意思決定ができるように、わかりやすい説明・教育を行うことができる。
  9. 患者、医療従事者いずれにとっても安全な医療を提供できる。
  10. 行動科学・緩和ケアの概念を診療に適用できる。
  11. 個人情報保護を理解し、厳守できる。

Ⅶ.地域および国際社会への貢献
藤田医科大学医学部学生は、卒業時に、保健・医療・福祉の最新の動向や問題点を理解し、地域および国際社会の公衆衛生の向上と増進のため積極的に行動できる。
  1. 社会と健康の関わりを理解し、疾病予防と健康増進に積極的に取り組むことができる。
  2. それぞれの地域や国際社会における保健・医療・福祉の問題の概要を理解する。
  3. 地域医療に貢献するために、プライマリ・ケアの実践や介護・福祉との連携ができる。

Ⅷ.生涯にわたって学ぶ姿勢
藤田医科大学医学部学生は、卒業時に、常に理想の医師像を探求し、省察を繰り返し、生涯にわたって自己研鑽に励む能力を備えることができる。
  1. 医学知識の変化を認識し、最新の情報にアクセスできる。
  2. 学修・経験したことを省察し、自己の課題を明確にできる。
  3. 疑問が生じたときに解決すべき手法を検索できる。
  4. 他者と協働して学ぶことができる。
  5. 学生・医療者への教育に貢献できる。


カリキュラム・ポリシー

藤田医科大学医学部は、医学部卒業コンピテンス・卒業コンピテンシーに定めた能力を身につけた人材を育成するため、以下の方針に基づいてカリキュラムを作成し、実施します。
  1. 建学の理念である独創一理を体現する学生を養成するため、卒前から卒後に至るまで一貫した、学修成果基盤型の医学教育を行う。
  2. 適切に水平的、又は、垂直的に統合したカリキュラムを提供する。
  3. 教養、基礎、臨床、社会医学及び情報・科学技術の知識を有し、これらを応用できる教育課程を①~③の3つの系統に分けて編成し、段階的に提供する。
    医・人間学系では、情報・科学技術、自発的に学修に取り組む技術と能力を修得する準備教育、並びに多様な価値観及び文化の理解に繋がる学修機会を提供する。
    基礎系では、生命科学であると同時に臨床医学の根幹を成す基礎医学のカリキュラムを提供する。また、地域に貢献する医療人としての見識を持ち、社会的及び国際的な観点から医療を考えるカリキュラムを提供する。
    臨床系では、卒業時に患者及び家族に対しての共感的な態度を持ち、参加型臨床実習により確実で信頼される十分な臨床能力を修得するカリキュラムを提供する。
  4. 医療人としてのプロフェッショナリズムを確立するため、学習段階に応じて繰り返し学ぶカリキュラムを提供する。
  5. 学生が医療チームのリーダーとなる資質を備えるために、他者に共感し利他的に行動できる姿勢を修得するカリキュラムを提供する。
  6. 他者を尊重したコミュニケーション能力の向上を目指すカリキュラムを提供する。
  7. 患者、福祉関係施設利用者、家族、コミュニティの課題について、職種間でコミュニケーションをとり、共通の目的を設定して協働する姿勢を修得するカリキュラムを提供する。
  8. 社会に貢献する資質を養うため、災害時や国際貢献の場で必要とされることを学び実践するカリキュラムを提供する。
  9. 医学研究及び診療に必要となる基礎的英語力を身につけるカリキュラムを提供する。
  10. 情報・科学技術を取り扱う際に必要な規則を理解した上で、医学や医療への適切な活用を学ぶカリキュラムを提供する。
  11. 科学的探究心の涵養のため、医学研究や最新の知見を学ぶカリキュラムを提供する。
  12. 学生が省察を繰り返し、生涯にわたって学ぶ姿勢を修得するカリキュラムを提供する。
  13. カリキュラムの作成には教育専門家が関与し、その学識を教育技法や評価方法の開発に利用する。
  14. 人口動態や科学技術の進歩などの社会背景の変化とその予測に応じてカリキュラムを改訂する。
  15. カリキュラムは、性、人種、宗教、性的指向、社会経済的状況、身体能力等によって差別されることなく、等しく提供する。

アドミッション・ポリシー

  1. 独創的な学究精神を持った謙虚で誠実な医師の育成を使命とする藤田医科大学医学部は、卒業までに身につける能力として卒業コンピテンス・卒業コンピテンシーを定めました。本学でこれらを達成するために必要な能力・資質を有する者として、以下のような人の入学を求めています。
    1. 藤田医科大学医学部および藤田医科大学病院の理念を理解し、その発展のために尽くす決意のある人
    2. 地域の健康と福祉に貢献する熱意を有し、そのための努力を怠らない人
    3. 職業人として長く社会に貢献する意思のある人
    4. 他の医療専門職と連携して、患者および地域住民の健康問題を解決するため、主体性を持って多様な人々と協働して学び、行動しようとする姿勢を有する人
    5. 誠実で協調性に優れ、柔軟な心と広い視野を持つ人間性あふれる人に成長していくための素直な心を持ち、努力を続けられる人
    6. 自律的に自らの健康管理、社会規範の遵守ができ、計画的な行動と多面的かつ慎重な判断ができる人
    7. 以下に代表される多面的で高い学力を有する人
      英語:
      英語で記述された教科書や医学論文等を理解し、海外での臨床実習や国内外の国際的状況において十分なコミュニケーションが取れるようになっていくために必要な基礎的英語力
      数学:
      論理的、数量的な思考が十分可能であることを示す数学力
      国語:
      人間と人間との関係の中で、互いの立場や考えを尊重しながら、言語を通して円滑に相互伝達、相互理解を進めていくのに十分な国語能力と、問題を解決しようとする創造的かつ論理的な思考力
      理科:
      自然に対する関心と探究心、観察力および実験能力を前提とした深い理解とそれらによって培われた科学的態度
      地理歴史・公民:
      多様な価値観を有する国際社会において主体的に生きることや、生を尊べる平和で民主的な社会を形成するための資質と自覚に繋がる社会科の能力

3ポリシーの関連性について

 藤田医科大学医学部は、「独創的な学究精神持った謙虚で誠実な医師を育成する」ことを使命とし、全ての医学部生が卒業時に身につける能力として8つの卒業コンピテンスを定めています。下表は、卒業コンピテンスとカリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーの関連性を示しています。

アセスメント・ポリシー

 1.アセスメントの目的

学生がより適切にディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)を達成できるようカリキュラムをマネジメントするため、医学部の入学者選抜試験及び教育カリキュラムが、3つのポリシーに基づき適切に機能しているかを、カリキュラムレベル・授業レベルで、多面的、総合的に点検・評価します。

上記を含め、医学教育分野別評価基準に基づき、本学の医学教育全般に係る自己点検を行い、医学教育の質の向上に努めます。

 

2.3ポリシーと3つの点検評価の関係

3ポリシーと3つの点検評価(①医学教育分野別評価基準に基づく点検評価、②大学基準協会の点検・評価項目に基づく点検評価、③学外委員により構成される藤田医科大学医学部学修プログラム評価委員会による外部評価、)の関係は図1の通りとなります。

3ポリシーの点検は、医学教育分野別認証の「1.3学修成果」、「2教育プログラム」と「3学生の評価」、「4.1入学方針と入学選抜、4.2学生の受け入れ」が該当し、アセスメント・プランは「7.1教育プログラムのモニタと評価、7.3学生と卒業生の実績」が該当します。医学部では、これらを含む8つの領域の自己点検評価を行います。

大学基準協会の点検・評価項目に基づく点検評価では、医学教育分野別認証の1から7に該当する領域に対し、藤田医科大学自己点検評価委員会による評価が行われます。

藤田医科大学医学部学修プログラム評価委員会による外部評価では、医学教育分野別認証の「7.1教育プログラムのモニタと評価、7.3学生と卒業生の実績」に係る評価が、学外委員により行われます。

医学部では、自己点検評価の結果に加え、藤田医科大学自己点検評価委員会と藤田医科大学医学部学修プログラム評価委員会の二つの外部評価の結果を踏まえ、毎年の年次報告書を作成し、大学ホームページで公表します。

 

3.3ポリシーの整合性と適切性の検証

3ポリシーの整合性と適切性は、卒業コンピテンスvsカリキュラム・ポリシー/アセスメント・ポリシーの対応表を元に、次の観点に留意して評価し、3ポリシーに改訂の必要があると判断した場合は、藤田医科大学全学教学運営委員会規程の第5条により、同委員会で改訂の審議を行います。

また、毎年の点検評価とは別に、2023年6月の医学部教授会申し合わせに基づき、7年ごとに受審する医学教育分野別評価の受審前年度に、広い範囲の教育関係者の参加のもとで定期的な見直しを行います。

   ディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)の検証

・ディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)に定められた能力は、地域社会や国際社会からの要請に応えるものになっているか。

・ディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)に定められた能力は、本学の教育プログラムにより養成することが可能な能力か。

・ディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)に定められた能力は、本学の総括評価において、客観的に測定可能な能力か。

・本学の卒業生は、ディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)に定められた能力を、実際に身に付けているか。

 

   カリキュラム・ポリシーと教育プログラムの検証

・カリキュラム・ポリシーの中に、ディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)に定めた能力を養成するカリキュラムを編成するために、必要な要素が全て盛り込まれているか。

・現行の教育プログラムは、カリキュラムレベル、授業レベルともに、カリキュラム・ポリシーに記載された編成方針に沿って、構築されているか。

・実際の授業や実習は、シラバスに記載された内容通りに行われているか。

・留年、退学した学生の傾向分析から、カリキュラムやカリキュラム・ポリシーに問題はなかったか。

   アドミッション・ポリシーの検証

・アドミッション・ポリシーで入学者に求める学習成果は、ディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)に定めた能力を身に付ける上で、大学入学前に修得しておくべき能力として適切なものか。

・入学選抜方法は、アドミッション・ポリシーに記載した通りの方法で行われているか。

・入学試験に合格して入学した学生は、アドミッション・ポリシーで求める学習成果を身に付けていたか。

・留年、退学した学生の傾向分析から、入試選抜の方法やアドミッション・ポリシーに問題はなかったか。

 

4.アセスメントの方法

アセスメントは、下記の7つの領域に対し、3つの方法で実施します。医学部長は、具体的な実施内容を記載したアセスメント計画書を毎年度初めに作成し、医学部教授会で審議します。

【アセスメントの対象領域】

   アドミッション・ポリシーと入試選抜の妥当性

   カリキュラム・ポリシーに基づいた教育プログラムの設計の適切性

   教育プログラムの実行の適切性

   学生評価の信頼性と妥当性

   ディプロマ・ポリシー(卒業コンピテンス・卒業コンピテンシー)に定めた学修成果

   学生支援と教育資源

   教員/事務組織と運営体制

【アセスメントの方法】

A.   客観的な測定値の集計

B.   アンケート調査

C.   点検チェック

【データの収集と分析・改善】
 IR推進センター・教務委員会が上記データを収集し、集計を行います。集計結果は、医学部学修プログラム評価委員会、自己点検評価委員会に報告し、両委員会で評価します。評価結果は、医学部教授会及び全学教学運営委員会に報告し、医学部における継続的かつ効果的な教育の改善等に活用します。

医学部の運営体制

医学部は下記の体制で運営されています。
医学部の各種方針は、医学部長、副医学部長、教務委員長、学生指導委員長と医学部長が指名する教職員により構成される医学部企画室会議で策定され、その方針に基づいて各委員会で具体的方策が協議され、教務・学生指導委員会、医学部教授会、全学教学運営委員会での審議を経て、正式に決定されます。
なお、重要案件のうち、全学的な審議が必要なものについては、全学教学運営委員会で決定されます。
教育に関する立案・管理・運営は、教務委員長が責任者となり、教務委員会の下部に設置された13の委員会と常設組織である「医学教育企画室」「医学情報教育推進室」が担っています。
学生生活の改善と指導については、学生指導委員長が責任者となり、学生部・健康管理室・学友会・PSA委員会・父母の会等の関連組織や指導教員と連携をとりながら進めています。
その他、入学者選抜、ファカルティディベロプメント・スタッフディベロプメント、広報活動、個人情報の適正管理、防災対策についても専門の委員会が設置されています。
医学部の教育プログラム評価は、学外委員を中心に構成される「学修プログラム評価委員会」が行います。

運営体制図

医学部長:岩田仲生
副医学部長:長崎弘、廣瀬雄一
教務委員長:高橋和男
学生指導委員長:下野洋平