保健衛生学部リハビリテーション学科 学科概要

次の時代のリーダーとして活躍できる療法士を育成します

リハビリテーション学科 学科長
櫻井 宏明

リハビリテーション学科では、社会に出て即戦力となる優れた理学療法士・作業療法士の養成を目指しています。そのために臨床実習を重視し、厚生労働省が定めた指定規則の約2倍に当たる1,590時間を確保し、その2/3近くを本学の3つの大学病院で行うなど、量・質ともに充実した学習環境を整えています。また、「療法士版客観的臨床能力試験(OSCE)」を導入し、大学教員と病院職員が連携して、在学中から卒業後まで、臨床能力を段階的に高められるプログラムを構築しています。

教育目標

リハビリテーション学科は、「独創一理」の精神のもと、リハビリテーション医学・医療の実践の要となる医学的、行動科学的に総合された臨床的学問としての理学療法・作業療法を尊重し、その継承と発展を教育研究上の理念とします。有能な科学的・利他的・行為者たるリハビリテーション専門家の養成と最高水準のリハビリテーション医学・医療創生を目指します。

1.知識・技術・態度における専門家としての即応性の高い理学療法士・作業療法士の育成

  1. 身体的・精神的・社会的に統合された存在としての「行動する人間」を科学的に理解するための臨床的学問である理学療法・作業療法を学ぶ。
  2. 治療、予防、健康維持・増進など、健康に関連する生活上の諸課題を解決するため、科学的根拠に基づいた理学療法・作業療法を実践できる基本能力を養う。
  3. 理学療法・作業療法における治療的手法について十分理解した上で実際に実行できる基本技能を修得する。
  4. 利他的行為者としての医療者たるを基本的態度として尊ぶ倫理を身につける。
  5. 患者心理を理解するための心理学的概念、対人関係技術の基礎を習得し、多様な価値観の存在を認識し共感できる専門職業人としての基本的態度を身につける。
  6. 説明責任を重視し患者の尊厳を重んじながら倫理に基づいた個別対応を可能にする能力を養う。
  7. チーム医療を理解し、「人間を扱う集団」におけるリーダーシップを可能にする「組織運営に必要な知識・技術・態度」を修得する。
  8. 保健・医療・福祉の諸制度を総合的に理解し、それぞれの分野で理学療法・作業療法を実践できる基礎能力を養う。
  9. 科学的理解に必要なメタ認知と学習能力を向上させるメタ学習機能を養う。
  10. 情報科学的知恵と英語識文を身につけ、自らの知識を更新できる能力を養う。

2.科学を尊重し臨床に即した学際的な研究

  1. 理学療法・作業療法を臨床科学として見つめ、効果測定や治療概念・技術の開発など臨床研究を理解する。
  2. 運動心理学、人間工学、組織工学などの近隣諸科学との学際的研究を指向し、それを学問として深化させるとともに分野拡大を理解する。

3.生涯学習のための卒後教育、リハビリテーション医学・理学療法・作業療法の啓蒙の重視

  1. 高度な専門職業人として、生涯学習を可能にする思考の枠組み、生活習慣を養う。
  2. 広くリハビリテーション医学・理学療法・作業療法に関する啓蒙活動の重要性を理解する。

アドミッションポリシー

藤田医科大学保健衛生学部のアドミッションポリシーに基づき、リハビリテーション学科では次のような人を入学者として求めます。
  1. 本学科の特質を理解して、入学後の修学に必要な基礎学力および問題理解力を有し理学療法士・作業療法士を志す明確な目的意識をもっている人
  2. 弱者に対する奉仕と思いやりの精神をもち、周囲と協調して社会貢献できる素養をもっている人
  3. 保健医療福祉に対する関心が高く、この分野に貢献したいという目的意識をもっている人
  4. 生涯学習を可能にするために、探究心と積極性、主体性、自己啓発・自己学習を継続する意欲をもって取り組むことができる人
  5. 利他的行為者としての医療職に就くことを自覚し、誠実さと協調性をもって他者と接することができ、責任感を有し、社会貢献できる人
  6. 自分の考えや行動に責任をもち、それを相手に明確に示すことができる人
選抜方法については、保健衛生学部のアドミッションポリシーに準じます。リハビリテーション学科では、基礎的学力の評価として一般入試、センター利用入試、センタープラス入試において外国語(英語)を必須とし、数学、理科(物理・化学・生物)に国語を含めた科目選択式の選抜試験を実施しています。推薦入試では、小論文と個人面接による選抜試験を実施しています。アセンブリ入試では、国際適性試験、科学適性試験などの一次選抜試験を実施し、さらに専門職連携の適性を重視した二次選抜試験を実施しています。

カリキュラムポリシー

藤田医科大学保健衛生学部のカリキュラムポリシーに基づき、リハビリテーション学科では、教員、学生、実習指導者間の円滑な意思疎通を基盤として、十分に連携した臨床重視の療法士を養成するため、以下のような方針に基づいて教育課程(カリキュラム)を編成しています。
  1. 人間の健康と生命を護る役割を自覚して着実に研鑽をつみ、社会の変化や医療の進歩に対応でき、生命を尊び患者に対し真摯に向き合うことができる人材を育成する。
  2. 医学・医療の専門的分野のみならず、幅広い教養を身につけ、自ら課題を発見して解決する探究心を養い、医療技術の発展に寄与できる人材を育成する。
  3. 医療に従事する者としての責任感と協調性を養い、チーム医療を理解し、患者・家族はもちろんのことチーム内の医療メンバーとの良好なコミュニケーションをとり、リーダーシップを発揮できる人材を育成する。
  4. 理学療法士および作業療法士として必要な専門知識を修得するとともに、保健・医療・福祉の諸制度を総合的に理解できる人材を育成する。
  5. 利他的行為者としての医療者の自覚を常にもち、患者の健康状態を正確に評価し、的確な判断ができる人材を育成する。

ディプロマポリシー

藤田医科大学医療科学部のディプロマポリシーに基づき、リハビリテーション学科に4年以上在学し、授業科目より卒業要件を満たす単位を修得したうえ、卒業試験を合格した学生に理学療法専攻では「学士(理学療法学)」、作業療法専攻では「学士(作業療法学)」の学位を授与します。
卒業試験は下記の能力が身についていることを総合的に判断するものです。よって、リハビリテーション学科を卒業し、学位を授与された学生は以下の能力を修得していることになります。
  1. 医療人として、専門分野の学修内容について知識を修得し、周辺科学領域の専門家と協調しリハビリテーションを学問として深化させることができる能力を有している。
  2. 患者心理を理解することができ、多様な価値観の存在を認識共感し、また、患者の尊厳を重んじ、倫理的配慮に基づいた責任説明を果たす個別対応ができる専門職業人としての幅広い教養および基本的態度を身につけている。
  3. 対象となる人の身体的・心理的・社会的な健康状態を科学的に評価するための情報の統合と適確な判断を行えるように理学療法および作業療法の専門領域において、必要な行動を示すことができる。
  4. 最新の科学情報を収集し社会の医療ニーズの変化に対応でき、生涯を通して理学療法・作業療法を臨床科学として自らを高め、効果測定や治療概念・技術の開発など臨床研究を発展させることができる。
  5. 患者および地域住民の健康に関連する生活上の諸課題を解決するため治療、予防、健康維持増進など健康障害からの回復に寄与するため、医療人として科学的根拠に基づき責任をもった行動をとることができる。
  6. 専門的な技能を身につけ、患者もしくは医療従事者に対して適確かつ安全に適用することができる。
  7. 組織運営に必要な知識・技術・態度を修得し、保健・医療・福祉の諸制度を総合的に理解でき、チーム医療としてメンバーと良好なコミュニケーションをとり、チームの一員として役割を果たすことができる。

在学生数

平成30年5月1日現在

理学療法専攻

理学療法専攻 男子 女子
1年 33 36 69
2年 31 25 56
3年 30 30 60
4年 36 24 60
130 115 245

作業療法専攻

作業療法専攻 男子 女子
1年 16 27 43
2年 20 31 51
3年 11 29 40
4年 18 34 52
65 121 186