医療科学部 臨床教育連携ユニット
放射線学科 医学物理学分野

ニュース&トピックス

  • 2022年6月24日
 林研究室の大学院生:堀田雅人くんと、安井研究室の大学院生:栗本真希さんが米国医学物理学会2022(AAPM2022)で学術発表を行います!
 林准教授は日本医学物理学会代表として、AAPM2022で開催される韓国医学物理学会とのJointシンポジウムに登壇します。
  • 2022年4月14-17日
 教員、大学院生、学部生全員がJRC2023(日本ラジオロジー協会)に参加しました。
 大学院生が4演題の学術発表を行い、教員はシンポジスト、座長として様々なセッションに登壇しました。
  • 2022年4月4日

 4年生が研究室に配属され、新体制がスタートしました。
 今年は浅田研5名、林研4名、安井研7名の計16名が医学物理分野に所属します!

  • 2022年3月13日

 2022年度の卒業式が行われました:医学物理分野ブログ

  • 2022年1月5日

 安井研究室の研究成果が英語論文誌に掲載されました!ご興味ある方はぜひご覧ください。
 DirectDensityアルゴリズムを用いた陽子線治療計画の不確かさ低減に関する研究

  • 2021年10月31日
 4年生4名が放射線取扱主任者試験(国家資格)に合格しました!おめでとうございます!
  • 2021年9月31日
 大学院生3名全員が医学物理士認定試験に合格しました!2年連続で全員合格です。おめでとうございます!
  • 2021年7月31日
 卒業生2名の修士在学中の研究成果が英語論文として発刊されました。おめでとうございます!
  • 2021年4月16日
 JRC2021において、大学院生3名が学会発表を行いました。

分野紹介

医学物理とは、放射線を用いた医療が適切に実施されるよう、医学物理学の観点から貢献する学問です。物理工学的な知識・成果を医学に応用していくものであり、放射線診断、放射線治療など、放射線を用いる医療分野で大きな役割を担っています。
藤田医科大学 医療科学部放射線学科 医学物理領域では、放射線計測・放射線治療を専門とし、放射線被ばく線量の検討、検出器の応用・開発、Deformable Image Registration、陽子線治療など、
放射線計測と治療にかかわる様々な研究を行っています。

メンバー

教員

放射線学科

大学院生

博士課程:市川 卓磨(D3)
修士課程:熊崎大成(M2)、栗本真希(M2)、堀田雅人(M2)、山中大輔(M2)、
     稲垣ほのか(M1)、岩瀬凱門(M1)、長宅祐哉(M1)、林雅雨奈(M1)

学部生

浅田研5名、林研4名、安井研7名

研究内容

・患者が受ける線量評価及び線量計測に関する研究

人体等価ファントムとnanoDot線量計を用いた線量測定

近年、日本は他国と比べて医療被ばくが高いこととが報告されている。その中で、日本の医療被ばく線量の大半はCT検査が占めているが、最も頻繁に行われている一般撮影領域や放射線感受性の高い乳腺組織に対して照射を行う乳房撮影においても防護の最適化や線量低減を図ることは重要である。ICRPが放射線防護の最適化の指標として診断参考レベル( DRL)の適用を勧告している。2015年に日本で初めてDRLsが公表され、2020年に改訂された。次回の改訂に向けて、一般撮影領域と乳房撮影における全国規模の線量調査を実施し患者が受ける線量の現状を明らかにする。また、一般撮影領域のDRL量の入射表面線量と乳房撮影の平均乳腺線量に関する評価、測定技術(nanoDot線量計)を研究している。 (浅田 恭生)

・可搬型体表面動態監視システムの開発
・高精度放射線治療の照射正確度向上に向けた研究
・非剛体レジストレーション臨床利用における最適化

表面監視システム開発のための基礎実験

近年では放射線治療装置や治療計画装置の進歩により、高精度放射線治療が身近な存在となっています。また、画像誘導放射線治療が広く普及し、放射線治療中に取り扱う情報は以前より遥かに増加しました。しかしながら、これらの技術を安全に実施し、さらに発展するためには 医学物理の観点からの研究が必要です。私たちは臨床現場に潜む些細な疑問から生じる仮説を明らかにすべく、臨床に即したさまざまなテーマの研究を実施しています。最近では、可搬型体表面動体監視システムの開発や高精度放射線治療の照射正確度向上に向けた研究に取り組んでいます。(林 直樹)

・陽子線:モンテカルロ計算を用いた検出器応答特性の検証
・線量計測:3Dプリンタを用いた検出器の開発
・放射線生物:細胞の線量率特性の解明

陽子線のモンテカルロシミュレーション

陽子線治療は既存の光子線と異なる物理特性を有し、放射線治療分野で急速に適応が拡大しています。我々の研究室では、陽子線の物理特性の変化における検出器の応答特性の検証をメインテーマとして行っています。モンテカルロ計算を用いたシミュレーションや、実際の陽子線装置を用いた計測により検討を行い、陽子線治療分野では国内でもトップクラスの実績、英語論文を報告しています。
また、近年医療での活用が増えている3Dプリンタを応用し、新しく検出器を開発する研究も行っています。化学物質を混合し、放射線に反応する検出器を作成します。もう1つ、最近は医学部生理学教室と協働し、細胞実験を始めました。近年放射線治療装置の高線量率かが進んでおり、様々な細胞の線量率特性を解明しています。(安井 啓祐)

年間行事

論文抄読会

教員および大学院生が最新の知見について、論文を紹介します。リサーチミーティングと合わせて、研究室ゼミとして週に1回実施しています。

リサーチミーティング

ゼミの様子

大学院生の研究進捗を発表します。論文抄読と合わせて、週に1回実施しています。

3大学合同ゼミ

2021年3大学合同ゼミ(Web開催)

名古屋大学、金沢大学の放射線治療分野の研究室と年に1回合同ゼミを行っています。主に修士1年生、4年生が発表を行います。

学会発表

日本医学物理学会、日本放射線技術学会などの国内学会に加え、米国医学物理学会(AAPM)、アジアオセアニア医学物理学会(AOCMP)など、多数の海外学会でも発表を行っています。

レクリエーション

誕生日会やたこ焼きパーティなど、学生同士・また学生と教員でコミュニケーションが取れるようなイベントを適宜開催しています。

フォトギャラリー

  • 誕生日のお祝い

  • 研究室の風景

  • 実験の様子

  • 医学物理臨床実習

  • 祝:医学物理士認定試験合格

  • 卒業式

学術業績

原著論文

2021

2020

  • Kensuke Tani, Akihisa Wakita, Naoki Tohyama, Yukio Fujita, Satoshi Kito, Ryohei Miyasaka, Norifumi Mizuno, Ryuzo Uehara, Toru Takakura, Shunsuke Miyake, Kazuya Shinoda, Yoshitaka Oka, Yasunori Saito, Hideki Kojima, Naoki Hayashi; Evaluation of differences and dosimetric influences of beam models using golden and multi-institutional measured beam datasets in radiation treatment planning systems. Medical physics 47(11) 5852-5871 2020, November
  • Tokiko Nakamura, Shoichi Suzuki, Kyoichi Kato, Napapong Pongnapang, Naoki Hayashi, Chie Kurokawa, Ikuo Kobayashi, Toru Negishi, Tamaki Matsunami; Effect of protective glasses on radiation dose to eye lenses during whole breast irradiation Journal of Applied Clinical Medical Physics 21(11) 272-277 2020, November
  • Asada Y.,Kondo Y.,Kobayashi M.,Kobayashi K.,Ichikawa T.,Matsunaga Y.; Proposed diagnostic reference levels for general radiography and mammography in Japan, J. Radiol. Prot. Volume 40, Issue 3, Pages 867 – 876 September 2020

2019

学会報告

2021

  • Masaya Ichihara et al, Monte Carlo calculation of beam quality correction factors for cylindrical ionization chambers in proton beams using PTSIM/Geant4, AAPM 2021(米国医学物理学会)
  • Riki Oshika et al, Development a portable body surface monitoring device using depth camera, AAPM 2021(米国医学物理学会)
  • 櫟原誠也 ほか,スキャニング陽子線照射法におけるる陽子線線質変換係数の算出, 日本放射線技術学会総会
  • Riki Oshika et ai, Development and feasibility of a simple portable body surface monitoring device using an infrared camera in radiotherapy, 日本医学物理学会総会(JSMP121)
  • Shun Kurata et al, Simple evaluation of the accuracy of irradiation position for single isocenter multiple target stereotactic radiotherapy,日本医学物理学会総会(JSMP121)

2020

  • Yasui K et al, Feasibility study of 3D-printed scintillation detector for quality assurance, 2020 Joint AAPM | COMP Meeting (米国医学物理学会)
  • Yasui K et alDosimetry of synchrotron-based FLASH irradiation using low-sensitivity radiochromic film, 2020 Joint AAPM | COMP Meeting (米国医学物理学会)
  • Junya Nagata et al, Investigation of radiophotoluminescent glass dosimeter response for a spot scanning proton beam dosimetry, 2020 Joint AAPM | COMP Meeting (米国医学物理学会)
  • Shuta Ogawa et al, Investigation of dose perturbations around brachytherapy seeds in high-energy photon beams, 2020 Joint AAPM | COMP Meeting (米国医学物理学会)
  • Kazuki Ouchi et al, Evaluation of Coordinate Coincidence among multiple image guidance systems 2020 Joint AAPM | COMP Meeting (米国医学物理学会)
  • Masaya Ichihara et al, Monte Carlo calculation of beam quality correction factors for cylindrical ionization chambers in proton beams using PTSIM/Geant4, AOCMP 2020(アジアオセアニア医学物理学会)

著書

  • 安井啓祐(分担執筆):第3章 放射線治療技術・陽子線治療,図解診療放射線技師実践ガイド第4版(遠藤圭吾ら編),pp.791-7976,文光堂(2020年1月)

アクセス

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