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第84回保健学セミナーのお知らせ

大学院保健学研究科 第84回保健学セミナーのお知らせ

藤田医科大学大学院 保健学研究科 保健学専攻では、6領域の大学院生が共に集まり、領域横断的に視野を広げ最新のトピックスを学ぶため、各分野の第一線で活躍されている学内外の先生や著名な研究者を講師に招聘した「保健学セミナー」を開催しています。
今回の第84回保健学セミナーは、臨床工学領域の企画担当で開催いたします。

演題 骨格筋の働きと、骨格筋量の調節、骨格筋の恒常性の維持について
演者

星城大学 リハビリテーション学部 生理学 准教授
中谷 直史 先生

日時 2021年6月18日(金)18:00~19:30
場所 WEB開催

ご講演要旨

骨格筋は生体組織の中で大きな割合を示し、生体の恒常性の維持に大きく関わる組織である。また生命活動を行う上で必須であり、われわれのQOLに直結した組織である。骨格筋の量と骨格筋の状態は、病態進行の抑制、更には回復にも大きく関係することが明らかになりつつある。本セミナーでは骨格筋の基本的な働きと、分泌タンパク質に注目した骨格筋量の調節機構、くわえて骨格筋の恒常性を維持する骨格筋内の細胞の働きについて解説する。これまでに演者が作成した組み換えタンパク質をもちいた筋肥大誘導による病態モデルマウスの改善効果(筋ジストロフィー、摂食性肥満)、骨格筋内に存在するヒト由来の細胞を用いた病態改善薬(筋肉内異所性脂肪、筋肉内異所性骨化)の探索について紹介する。また現在進めている長期透析患者にみられる筋萎縮の抑制を目的とした研究についても紹介する。

今回、ご講演いただく中谷 直史先生は、徳島大学工学部生物工学科をご卒業された後、徳島大学大学院栄養学研究科修士課程、徳島大学大学院医学研究科博士課程を修了されました。大学院博士課程の期間、日本学術振興会特別研究員(DC1)として研究をすすめ、2007年に藤田医科大学総合医科学研究所難病治療学研究部門の助教として研究を開始され、2020年から現職である星城大学リハビリテーション学部生理学教員として研究活動を続けられております。徳島大学卒論研究の頃より、徳島大学分子酵素学研究センター(現先端酵素学研究所)で土田邦博先生(現藤田医科大学総合医科学研究所難病治療学研究部門教授)より直接研究指導を受け、TGF-βスーパーファミリーの一員であるアクチビン、マイオスタチンの阻害分子であるフォリスタチンの研究をはじめられ、その後、骨格筋研究を本格的に開始され、マイオスタチン阻害をもちいた筋形成促進効果の応用に関する研究を行われました。現在は骨格筋の恒常性の維持に関わる骨格筋内細胞に注目し研究を進められております。
先生は生化学、骨格筋組織学、細胞生物学をご専門とされ、現在も骨格筋に関わる研究を続けられております。また、臨床応用を見据えた様々な共同研究にも積極的に取り組まれております。ご講演ではこれまでの研究と現在行っている研究について紹介していただきます。大学院生はもとより、学部学生や教職員の皆様で関心のある方のご来聴をお待ちしております。



                                                                                        大学院保健学研究科長 金田 嘉清
 
問い合わせ:酒井 一由(0562-93-2622  ksakai@fujita-hu.ac.jp