大学院医療科学研究科 第6回医療科学セミナーのお知らせ
藤田医科大学大学院 医療科学研究科 医療科学専攻(修士課程)では、本研究科に所属する大学院生が集い、それぞれが所属する領域の最新トピックスを共に学び、視野を広げることを目的に、各分野の第一線で活躍されている学内外の著名な研究者を講師に招聘し、「医療科学セミナー」を以下のとおり、開催いたします。
| 演題 |
「減少する透析患者数~その背景と将来~」
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| 演者 |
中井 滋 先生
大幸医工学研究所 所長
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| 日時 | 2026年8月27日(木)18:00~19:30 |
| 場所 | 大学3号館1階101講義室 |
ご講演要旨
わが国の慢性維持透析患者数は2021年に約35万人でピークを迎え、その後減少へ転じた。本講演では、日本透析医学会統計調査に基づき、この患者数減少の背景と今後の動向について概説する。
日本透析医学会統計調査は、全国の慢性維持透析施設を対象に毎年実施される疫学調査であり、わが国の透析患者をほぼ全数把握する世界最大級の透析レジストリである。透析医療の実態把握や医療政策、診療ガイドラインの策定、疫学研究を支える重要な基盤となっており、講演者は1998年から調査委員会委員として本調査に携わってきた。
2012年、日本透析医学会は透析患者数が2021年頃に約35万人でピークを迎え、その後減少すると予測した。この予測は実際の推移とほぼ一致したが、詳細な解析から、2020年以降に患者数の増加が急速に鈍化したことが明らかとなった。その背景には、新規透析導入率の低下に加え、COVID-19やその他の感染症による死亡の増加が影響していた。さらに2024年末の最新データを用いた解析では、透析患者数は今後も減少を続け、2036年には30万人を下回ると予測されている。
本講演では、日本透析医学会統計調査から得られた最新の疫学データをもとに、透析患者数減少の要因を多角的に解析するとともに、わが国の透析医療が今後直面する課題と将来展望について考察する。
本セミナーでは、日本透析医学会統計調査データを基盤として、わが国の透析医療の現状と透析患者数が減少に転じた背景、その要因解析、さらに今後の透析医療が直面する課題についてご講演いただきます。
大学院生はもとより、学部学生ならびに教職員の皆様のご来聴を心よりお待ちしております。
大学院医療科学研究科長 小林 茂樹
問い合わせ:堀 秀生(内線2629、hori@fujita-hu.ac.jp)


