治療薬「ファビピラビル」 の臨床研究を進めています

ファビピラビル臨床研究Webミーティングの様子

 本学は、新型コロナウイルス治療薬の有効性を確認するため、AMED(日本医療研究開発機構)の研究開発課題として、感染症科の土井洋平教授と治験・臨床研究支援センターの近藤征史センター長らが中心となって「ファビピラビル(アビガン)」の観察研究および特定臨床研究を進めています。
 観察研究は症状が改善するまでの期間を測るもので、全国から約200の医療機関が参加。重症から軽症の約300人にファビピラビルを投与したところ、2週間後に軽症・中等症で8~9割、重症で約6割に症状の改善が見られました。一方で非投与患者との比較が行えない、医師の主観に左右されるなどの課題もあり、さらなる検証が必要と土井教授は話しています。
 特定臨床研究は、ウイルス量の消失の割合を薬の投与時期をずらすことにより比較する試験です。この研究では、感染が確認された無症状または軽症者を入院1日目からと6日目から投与する2グループに分けて10日間、ファビピラビルを投与し、咽頭ウイルス量の消失率を比較します。86名を目標に8月の成果報告をめざしています。