プレスリリース

藤田医科大学病院にて 「遠隔面会サイネージロボット」の実証実験を実施

藤田医科大学(愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98 学長:湯澤由紀夫)は、愛知県が主催するサービスロボット社会実装推進事業「AICHI ROBOT TRANSFORMATION(ARX)」に賛同し、withコロナ/afterコロナ時代に対応するさまざまなサービスロボットの実証実験に協力しています。
3月25日には、それらの取り組みの一環としてTHK株式会社(東京都港区芝浦2-12-10 代表取締役社長:寺町彰博)の自律走行型「遠隔面会サイネージロボット」による実証実験を藤田医科大学病院の回復期リハビリテーション病棟にて行いました。

使用ロボット「遠隔面会サイネージロボット」 THK株式会社

◇ロボット概要:自律走行型台車とディスプレイを組み合わせたサイネージロボット。メディアコンテンツの視聴や検温モニターなど、多彩な用途に活用できるほか、自律動作やオペレータによる遠隔操作も可能。
◇目 的: 大画面でのコミュニケーション有効性を検証
◇検証方法:①医療ソーシャルワーカー(MSW)と患者さんが会話をする
                 ②リハビリ時の患者さんをご家族が見学する

当日は、ロボットが自律走行で患者さんの病室を訪問。患者さんは、40インチの等身大のモニターを通して医療ソーシャルワーカー(MSW)と面談を行い、その後はリラックスした表情でご家族との面会を楽しまれていました。遠隔面会サイネージロボットの活用は、医療職の業務効率化や感染リスクの低減を図れるとともに、患者さんにとってもご家族と面会できることによるストレスの軽減となり、満足度の向上につながります。
本学は、ロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センター(RSH)にて、高齢者らの活動を支援する介護ロボット・サービスロボット等の研究開発・製品化・社会実装に取り組んでいます。今回の実証実験についてもRSHが中心となって推進しました。
  • ロボットが自走し病室へ

  • ①MSWと患者さんが遠隔で会話

  • ②家族がリハビリを見学