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補体調節タンパク質CFHR1が示すIgA腎症の活動性
— プロテオーム解析からみえた病態 —

  • 免疫
本学研究チームは、指定難病である「IgA腎症」の病態に関与するタンパク質を特定しました。高感度質量分析計を用いた網羅的な解析により、患者の血中にあるIgA免疫複合体と、腎臓のろ過器である糸球体の両方に、補体系調節タンパク質である「CFHR1」が共通して豊富に含まれていることを世界で初めて発見しました。さらに、扁桃摘出術とステロイドパルス療法による免疫抑制療法の後には、IgA免疫複合体中のCFHR1量が顕著に減少することも確認されました。これにより、CFHR1が病気の進行状態(活動性)を示すバイオマーカーや、新たな治療標的となる可能性が示されました。本研究は、これまで不明な点が多かったIgA腎症の分子基盤を可視化したものであり、今後は客観的な診断法の確立や、新規治療薬の開発に向けた重要な指標となることが期待されます。

研究者

医学部 生体構造学

髙橋和男 教授

et al.

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