本文へ移動

ストレス下での甘味摂取がうつ病態を変える
-男性と女性でも違う!食習慣に合わせたうつ病治療の提案-

  • 精神・神経
  • うつ病
本学の研究グループは、松波総合病院や筑波大学との共同研究により、うつ病リスクと甘味摂取の関係、およびその発症メカニズムを解明しました。まず、約2,800名の健診データ解析から、うつ病リスクが高い人は男女問わず砂糖(スクロース)を多く摂取する傾向があることを見出しました。またマウスを用いた実験では、ストレス下での砂糖摂取により、オスでは認知機能が障害される一方で、メスではうつ様行動が改善するという顕著な性差を発見しました。オスでは高血糖により脳の糖代謝が乱れ、ノルアドレナリンの放出を抑える「α受容体」が増加して神経機能障害が起きることが病態の鍵となっています。この受容体を標的とした薬によってマウスの行動異常が改善したことから、将来的に食習慣や代謝状態に基づいた「個別化医療」や、新たな治療戦略の開発につながることが期待されます。

研究者

医療科学部 レギュラトリーサイエンス分野

毛利彰宏 教授

医療科学部 レギュラトリーサイエンス分野

坂田昂駿 大学院生

医療科学部 レギュラトリーサイエンス分野

國澤和生 准教授

藤田医科大学

齋藤邦明 特命教授

et al.

FOLLOW US

公式SNSアカウント