NGO・国家・地方政府との連携
持続可能な社会の実現に向けた政策参画
国内3ヵ所目の母乳バンクを開設
国内3ヵ所目の母乳バンクを開設:藤田医科大学病院では、2023年6月、国内で3番目の母乳バンク「藤田医科大学病院 日本財団母乳バンク」を開設しました。日本財団母乳バンクおよび日本母乳バンク協会と連携し、東海地方のNICUにドナーミルクを供給する体制を構築。約2週間分(50リットル相当)のドナーミルク保存が可能な設備を整備し、災害などにより東京圏の医療供給が途絶した際にも全国のNICUへ発送可能なバックアップ拠点としての役割を担います。提供先は主に出生体重1500g未満の極低出生体重児で、母乳由来のミルクは消化吸収向上や重篤合併症リスク低減にも資するとされています。この施設開設は、国内母乳バンクネットワークの分散強化および命を守る医療インフラ拡充に資する取り組みです。
七栗記念病院「くつろぎ温泉七栗脳ドック」
七栗記念病院では、MRI健診の収益向上と地域活性化を目的に、榊原温泉と連携した「くつろぎ温泉七栗脳ドック」を立ち上げました。これまで2018年より医療機器共同利用による受託検査を進めてきましたが、2023年度からは地域の魅力を活かした新たな医療サービスとして脳ドック事業を展開しています。
一般社団法人SSCI-Netとの連携
本学は、アレルギー疾患医療拠点として「SSCI ネットワーク(SSCI:Severe Steroid-Dependent Chronic Inflammatory Disease Network)」に参加しています。このネットワークでは、重症ステロイド依存性慢性炎症疾患に関する診療・研究連携を全国規模で推進し、医療機関相互の情報共有・症例検討・ガイドライン策定支援を行います。本学は、拠点として臨床データ提供や専門医連携を担うほか、SSCI が発信する教育コンテンツや症例解析に参画しており、最先端医療と研究を地域・全国へ還元する役割を果たしています。
SDGsについての分野横断的な協議
「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参画
2050年カーボン・ニュートラル実現に向け、文科省と環境省が中心となり立ち上がった、「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参画しています。
SDGsのデータを収集測定する国際的なコラボレーション
Fujita International Symposium on Brain Science 2023
2023年11月に名古屋マリオットアソシアホテルで開催された「Fujita International Symposium on Brain Science 2023」では、本学 国際脳科学センター(ICBS)が主催し、世界各国の著名な研究者を迎えて、シナプスや神経回路、精神疾患、神経変性疾患など脳科学の最前線に関する講演とワークショップが行われ、参加者間で活発な議論と国際交流が行われました。
国際協力と研究で持続可能な社会づくりに取り組む
「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST、PRIME)」の採択
本学の港雄介准教授が研究代表を務める研究課題「バイオヒステリシスを考慮した難治性感染症の治療抵抗性要因の解明と普遍的効果を示す次世代型抗菌薬創薬への応用」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)」に採択されました。本研究では、生体が厳しい環境で活動を一時停止して耐える現象「バイオヒステリシス」に着目し、治療抵抗性の分子メカニズムを解明。これを克服することで、既存薬が効かない感染症にも効果を発揮する新しい抗菌薬の開発を目指しています。
本プロジェクトは、日本発の次世代医薬創出と感染症治療の革新に大きく貢献することが期待されています。
地域や社会のパートナーと連携しSDGs達成に取り組む
教育リソース
ルワンダ保健省と核医学ハイブリッドワークショップを開催
2024年3月、ルワンダの首都キガリにあるラディソンブルーホテル・コンベンションセンターと本学をオンラインで結んだ「核医学ハイブリッドワークショップ」が、本学とルワンダ保健省主催、IAEA(国際原子力機関)の協力で行われ、総勢50人(現地:10人、オンライン:40人)が参加しました。ワークショップは、「『ルワンダがんセンター(PET-CTプロジェクト)』の設立に向けた核医学検査・治療の技術支援および医療人材の育成に関するMOU」の一環として、PET-CT検査の原理や基本操作の理解を目的に実施。現地やオンラインで、講義・運営を行いました。
医療関係者の育成を通して、国内外の医師や看護師の医療技術の向上に貢献して参ります。
SDGsのための教育
未来の社会課題に対応する学び
アセンブリ教育(多職種連携教育)
本学は、「災害時に地域に貢献できる人材」を育成するため、2023年度の入学生からアセンブリ教育にアセンブリ防災(災害時の社会貢献)のプログラムを追加しました。開学以来続いている「アセンブリ教育」は、学生と教員が学部学科の垣根を越えて集まる本学独自のプログラムであり、保健医療福祉における多職種連携教育と位置付けています。2023年7月、アセンブリ防災の初の試みとして、本学の全ての1年生666名を対象に、災害時の避難所に必要な「段ボールベッド」「簡易トイレ」「マンホールトイレ」について学ぶカリキュラムを実施しました。学生たちは、本学の教員、緑区社会福祉協議会や地元のボランティア団体「名古屋みどり災害ボランティアネットワーク」の方から、段ボールベッド・簡易トイレ・マンホールトイレの組み立て方や使い方、構造などの説明を受け、多学科混成の48の班に分かれグループワークに取り組むことで、コミュニケーション能力を身に着けながら避難所運営について学びました。
SDGsに向けた教育
医療現場で求められる「やさしい日本語」
外国人や高齢者、子ども、聴覚・理解に困難を持つ方にも伝わりやすい「やさしい日本語」は、医療現場での大きな言語バリアを軽減する手法です。本学では、将来の医療者育成の一環として、学生を対象にやさしい日本語の授業を導入しています。授業はワークショップ形式で、模擬患者(留学生や教員)とのロールプレイ、表現の言い換え練習、振り返りディスカッションを通じて「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を磨きます。現在は医学部・医療科学部ほか複数学科のカリキュラムに組み込まれ、将来的には全学展開が検討されています。
キャリア形成論
本学 医療科学部では、1年生約250人を対象にキャリア形成論を開講し、医療人としての将来を考える学びを展開しています。全12回の講義では、自身の過去・現在・未来を振り返り、人生やキャリアの方向性を探るとともに、実務家や多様なキャリアを持つ外部講師から学ぶ機会を設けています。2023年7月には「10~20年後の社会や医療の姿と今取り組むべきこと」をテーマに発表会を実施し、学生たちはAIとの共存や外国人労働者との連携、認知症や予防医療、ストレス社会への対応などを議論し、模造紙にまとめて発表しました。本講義は、医療人として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育み、変化の大きな社会で自分らしさを発揮できる人材育成を目指しています。
関連リンク
持続可能な社会の実現に向けた政策参画
国内3ヵ所目の母乳バンクを開設
国内3ヵ所目の母乳バンクを開設:藤田医科大学病院では、2023年6月、国内で3番目の母乳バンク「藤田医科大学病院 日本財団母乳バンク」を開設しました。日本財団母乳バンクおよび日本母乳バンク協会と連携し、東海地方のNICUにドナーミルクを供給する体制を構築。約2週間分(50リットル相当)のドナーミルク保存が可能な設備を整備し、災害などにより東京圏の医療供給が途絶した際にも全国のNICUへ発送可能なバックアップ拠点としての役割を担います。提供先は主に出生体重1500g未満の極低出生体重児で、母乳由来のミルクは消化吸収向上や重篤合併症リスク低減にも資するとされています。この施設開設は、国内母乳バンクネットワークの分散強化および命を守る医療インフラ拡充に資する取り組みです。
七栗記念病院「くつろぎ温泉七栗脳ドック」
七栗記念病院では、MRI健診の収益向上と地域活性化を目的に、榊原温泉と連携した「くつろぎ温泉七栗脳ドック」を立ち上げました。これまで2018年より医療機器共同利用による受託検査を進めてきましたが、2023年度からは地域の魅力を活かした新たな医療サービスとして脳ドック事業を展開しています。
一般社団法人SSCI-Netとの連携
本学は、アレルギー疾患医療拠点として「SSCI ネットワーク(SSCI:Severe Steroid-Dependent Chronic Inflammatory Disease Network)」に参加しています。このネットワークでは、重症ステロイド依存性慢性炎症疾患に関する診療・研究連携を全国規模で推進し、医療機関相互の情報共有・症例検討・ガイドライン策定支援を行います。本学は、拠点として臨床データ提供や専門医連携を担うほか、SSCI が発信する教育コンテンツや症例解析に参画しており、最先端医療と研究を地域・全国へ還元する役割を果たしています。
SDGsについての分野横断的な協議
「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参画
2050年カーボン・ニュートラル実現に向け、文科省と環境省が中心となり立ち上がった、「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参画しています。
SDGsのデータを収集測定する国際的なコラボレーション
Fujita International Symposium on Brain Science 2023
2023年11月に名古屋マリオットアソシアホテルで開催された「Fujita International Symposium on Brain Science 2023」では、本学 国際脳科学センター(ICBS)が主催し、世界各国の著名な研究者を迎えて、シナプスや神経回路、精神疾患、神経変性疾患など脳科学の最前線に関する講演とワークショップが行われ、参加者間で活発な議論と国際交流が行われました。
国際協力と研究で持続可能な社会づくりに取り組む
「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST、PRIME)」の採択
本学の港雄介准教授が研究代表を務める研究課題「バイオヒステリシスを考慮した難治性感染症の治療抵抗性要因の解明と普遍的効果を示す次世代型抗菌薬創薬への応用」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)」に採択されました。本研究では、生体が厳しい環境で活動を一時停止して耐える現象「バイオヒステリシス」に着目し、治療抵抗性の分子メカニズムを解明。これを克服することで、既存薬が効かない感染症にも効果を発揮する新しい抗菌薬の開発を目指しています。
本プロジェクトは、日本発の次世代医薬創出と感染症治療の革新に大きく貢献することが期待されています。
地域や社会のパートナーと連携しSDGs達成に取り組む
教育リソース
ルワンダ保健省と核医学ハイブリッドワークショップを開催
2024年3月、ルワンダの首都キガリにあるラディソンブルーホテル・コンベンションセンターと本学をオンラインで結んだ「核医学ハイブリッドワークショップ」が、本学とルワンダ保健省主催、IAEA(国際原子力機関)の協力で行われ、総勢50人(現地:10人、オンライン:40人)が参加しました。ワークショップは、「『ルワンダがんセンター(PET-CTプロジェクト)』の設立に向けた核医学検査・治療の技術支援および医療人材の育成に関するMOU」の一環として、PET-CT検査の原理や基本操作の理解を目的に実施。現地やオンラインで、講義・運営を行いました。
医療関係者の育成を通して、国内外の医師や看護師の医療技術の向上に貢献して参ります。
SDGsのための教育
未来の社会課題に対応する学び
アセンブリ教育(多職種連携教育)
本学は、「災害時に地域に貢献できる人材」を育成するため、2023年度の入学生からアセンブリ教育にアセンブリ防災(災害時の社会貢献)のプログラムを追加しました。開学以来続いている「アセンブリ教育」は、学生と教員が学部学科の垣根を越えて集まる本学独自のプログラムであり、保健医療福祉における多職種連携教育と位置付けています。2023年7月、アセンブリ防災の初の試みとして、本学の全ての1年生666名を対象に、災害時の避難所に必要な「段ボールベッド」「簡易トイレ」「マンホールトイレ」について学ぶカリキュラムを実施しました。学生たちは、本学の教員、緑区社会福祉協議会や地元のボランティア団体「名古屋みどり災害ボランティアネットワーク」の方から、段ボールベッド・簡易トイレ・マンホールトイレの組み立て方や使い方、構造などの説明を受け、多学科混成の48の班に分かれグループワークに取り組むことで、コミュニケーション能力を身に着けながら避難所運営について学びました。
SDGsに向けた教育
医療現場で求められる「やさしい日本語」
外国人や高齢者、子ども、聴覚・理解に困難を持つ方にも伝わりやすい「やさしい日本語」は、医療現場での大きな言語バリアを軽減する手法です。本学では、将来の医療者育成の一環として、学生を対象にやさしい日本語の授業を導入しています。授業はワークショップ形式で、模擬患者(留学生や教員)とのロールプレイ、表現の言い換え練習、振り返りディスカッションを通じて「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を磨きます。現在は医学部・医療科学部ほか複数学科のカリキュラムに組み込まれ、将来的には全学展開が検討されています。
キャリア形成論
本学 医療科学部では、1年生約250人を対象にキャリア形成論を開講し、医療人としての将来を考える学びを展開しています。全12回の講義では、自身の過去・現在・未来を振り返り、人生やキャリアの方向性を探るとともに、実務家や多様なキャリアを持つ外部講師から学ぶ機会を設けています。2023年7月には「10~20年後の社会や医療の姿と今取り組むべきこと」をテーマに発表会を実施し、学生たちはAIとの共存や外国人労働者との連携、認知症や予防医療、ストレス社会への対応などを議論し、模造紙にまとめて発表しました。本講義は、医療人として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育み、変化の大きな社会で自分らしさを発揮できる人材育成を目指しています。
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SDGsについての分野横断的な協議
「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参画
2050年カーボン・ニュートラル実現に向け、文科省と環境省が中心となり立ち上がった、「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参画しています。
SDGsのデータを収集測定する国際的なコラボレーション
Fujita International Symposium on Brain Science 2023
2023年11月に名古屋マリオットアソシアホテルで開催された「Fujita International Symposium on Brain Science 2023」では、本学 国際脳科学センター(ICBS)が主催し、世界各国の著名な研究者を迎えて、シナプスや神経回路、精神疾患、神経変性疾患など脳科学の最前線に関する講演とワークショップが行われ、参加者間で活発な議論と国際交流が行われました。
国際協力と研究で持続可能な社会づくりに取り組む
「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST、PRIME)」の採択
本学の港雄介准教授が研究代表を務める研究課題「バイオヒステリシスを考慮した難治性感染症の治療抵抗性要因の解明と普遍的効果を示す次世代型抗菌薬創薬への応用」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)」に採択されました。本研究では、生体が厳しい環境で活動を一時停止して耐える現象「バイオヒステリシス」に着目し、治療抵抗性の分子メカニズムを解明。これを克服することで、既存薬が効かない感染症にも効果を発揮する新しい抗菌薬の開発を目指しています。
本プロジェクトは、日本発の次世代医薬創出と感染症治療の革新に大きく貢献することが期待されています。
地域や社会のパートナーと連携しSDGs達成に取り組む
教育リソース
ルワンダ保健省と核医学ハイブリッドワークショップを開催
2024年3月、ルワンダの首都キガリにあるラディソンブルーホテル・コンベンションセンターと本学をオンラインで結んだ「核医学ハイブリッドワークショップ」が、本学とルワンダ保健省主催、IAEA(国際原子力機関)の協力で行われ、総勢50人(現地:10人、オンライン:40人)が参加しました。ワークショップは、「『ルワンダがんセンター(PET-CTプロジェクト)』の設立に向けた核医学検査・治療の技術支援および医療人材の育成に関するMOU」の一環として、PET-CT検査の原理や基本操作の理解を目的に実施。現地やオンラインで、講義・運営を行いました。
医療関係者の育成を通して、国内外の医師や看護師の医療技術の向上に貢献して参ります。
SDGsのための教育
未来の社会課題に対応する学び
アセンブリ教育(多職種連携教育)
本学は、「災害時に地域に貢献できる人材」を育成するため、2023年度の入学生からアセンブリ教育にアセンブリ防災(災害時の社会貢献)のプログラムを追加しました。開学以来続いている「アセンブリ教育」は、学生と教員が学部学科の垣根を越えて集まる本学独自のプログラムであり、保健医療福祉における多職種連携教育と位置付けています。2023年7月、アセンブリ防災の初の試みとして、本学の全ての1年生666名を対象に、災害時の避難所に必要な「段ボールベッド」「簡易トイレ」「マンホールトイレ」について学ぶカリキュラムを実施しました。学生たちは、本学の教員、緑区社会福祉協議会や地元のボランティア団体「名古屋みどり災害ボランティアネットワーク」の方から、段ボールベッド・簡易トイレ・マンホールトイレの組み立て方や使い方、構造などの説明を受け、多学科混成の48の班に分かれグループワークに取り組むことで、コミュニケーション能力を身に着けながら避難所運営について学びました。
SDGsに向けた教育
医療現場で求められる「やさしい日本語」
外国人や高齢者、子ども、聴覚・理解に困難を持つ方にも伝わりやすい「やさしい日本語」は、医療現場での大きな言語バリアを軽減する手法です。本学では、将来の医療者育成の一環として、学生を対象にやさしい日本語の授業を導入しています。授業はワークショップ形式で、模擬患者(留学生や教員)とのロールプレイ、表現の言い換え練習、振り返りディスカッションを通じて「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を磨きます。現在は医学部・医療科学部ほか複数学科のカリキュラムに組み込まれ、将来的には全学展開が検討されています。
キャリア形成論
本学 医療科学部では、1年生約250人を対象にキャリア形成論を開講し、医療人としての将来を考える学びを展開しています。全12回の講義では、自身の過去・現在・未来を振り返り、人生やキャリアの方向性を探るとともに、実務家や多様なキャリアを持つ外部講師から学ぶ機会を設けています。2023年7月には「10~20年後の社会や医療の姿と今取り組むべきこと」をテーマに発表会を実施し、学生たちはAIとの共存や外国人労働者との連携、認知症や予防医療、ストレス社会への対応などを議論し、模造紙にまとめて発表しました。本講義は、医療人として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育み、変化の大きな社会で自分らしさを発揮できる人材育成を目指しています。
関連リンク
SDGsのデータを収集測定する国際的なコラボレーション
Fujita International Symposium on Brain Science 2023

2023年11月に名古屋マリオットアソシアホテルで開催された「Fujita International Symposium on Brain Science 2023」では、本学 国際脳科学センター(ICBS)が主催し、世界各国の著名な研究者を迎えて、シナプスや神経回路、精神疾患、神経変性疾患など脳科学の最前線に関する講演とワークショップが行われ、参加者間で活発な議論と国際交流が行われました。
国際協力と研究で持続可能な社会づくりに取り組む
「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST、PRIME)」の採択
本学の港雄介准教授が研究代表を務める研究課題「バイオヒステリシスを考慮した難治性感染症の治療抵抗性要因の解明と普遍的効果を示す次世代型抗菌薬創薬への応用」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)」に採択されました。本研究では、生体が厳しい環境で活動を一時停止して耐える現象「バイオヒステリシス」に着目し、治療抵抗性の分子メカニズムを解明。これを克服することで、既存薬が効かない感染症にも効果を発揮する新しい抗菌薬の開発を目指しています。
本プロジェクトは、日本発の次世代医薬創出と感染症治療の革新に大きく貢献することが期待されています。
地域や社会のパートナーと連携しSDGs達成に取り組む
教育リソース
ルワンダ保健省と核医学ハイブリッドワークショップを開催
2024年3月、ルワンダの首都キガリにあるラディソンブルーホテル・コンベンションセンターと本学をオンラインで結んだ「核医学ハイブリッドワークショップ」が、本学とルワンダ保健省主催、IAEA(国際原子力機関)の協力で行われ、総勢50人(現地:10人、オンライン:40人)が参加しました。ワークショップは、「『ルワンダがんセンター(PET-CTプロジェクト)』の設立に向けた核医学検査・治療の技術支援および医療人材の育成に関するMOU」の一環として、PET-CT検査の原理や基本操作の理解を目的に実施。現地やオンラインで、講義・運営を行いました。
医療関係者の育成を通して、国内外の医師や看護師の医療技術の向上に貢献して参ります。
SDGsのための教育
未来の社会課題に対応する学び
アセンブリ教育(多職種連携教育)
本学は、「災害時に地域に貢献できる人材」を育成するため、2023年度の入学生からアセンブリ教育にアセンブリ防災(災害時の社会貢献)のプログラムを追加しました。開学以来続いている「アセンブリ教育」は、学生と教員が学部学科の垣根を越えて集まる本学独自のプログラムであり、保健医療福祉における多職種連携教育と位置付けています。2023年7月、アセンブリ防災の初の試みとして、本学の全ての1年生666名を対象に、災害時の避難所に必要な「段ボールベッド」「簡易トイレ」「マンホールトイレ」について学ぶカリキュラムを実施しました。学生たちは、本学の教員、緑区社会福祉協議会や地元のボランティア団体「名古屋みどり災害ボランティアネットワーク」の方から、段ボールベッド・簡易トイレ・マンホールトイレの組み立て方や使い方、構造などの説明を受け、多学科混成の48の班に分かれグループワークに取り組むことで、コミュニケーション能力を身に着けながら避難所運営について学びました。
SDGsに向けた教育
医療現場で求められる「やさしい日本語」
外国人や高齢者、子ども、聴覚・理解に困難を持つ方にも伝わりやすい「やさしい日本語」は、医療現場での大きな言語バリアを軽減する手法です。本学では、将来の医療者育成の一環として、学生を対象にやさしい日本語の授業を導入しています。授業はワークショップ形式で、模擬患者(留学生や教員)とのロールプレイ、表現の言い換え練習、振り返りディスカッションを通じて「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を磨きます。現在は医学部・医療科学部ほか複数学科のカリキュラムに組み込まれ、将来的には全学展開が検討されています。
キャリア形成論
本学 医療科学部では、1年生約250人を対象にキャリア形成論を開講し、医療人としての将来を考える学びを展開しています。全12回の講義では、自身の過去・現在・未来を振り返り、人生やキャリアの方向性を探るとともに、実務家や多様なキャリアを持つ外部講師から学ぶ機会を設けています。2023年7月には「10~20年後の社会や医療の姿と今取り組むべきこと」をテーマに発表会を実施し、学生たちはAIとの共存や外国人労働者との連携、認知症や予防医療、ストレス社会への対応などを議論し、模造紙にまとめて発表しました。本講義は、医療人として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育み、変化の大きな社会で自分らしさを発揮できる人材育成を目指しています。
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「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST、PRIME)」の採択
本学の港雄介准教授が研究代表を務める研究課題「バイオヒステリシスを考慮した難治性感染症の治療抵抗性要因の解明と普遍的効果を示す次世代型抗菌薬創薬への応用」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)」に採択されました。本研究では、生体が厳しい環境で活動を一時停止して耐える現象「バイオヒステリシス」に着目し、治療抵抗性の分子メカニズムを解明。これを克服することで、既存薬が効かない感染症にも効果を発揮する新しい抗菌薬の開発を目指しています。
本プロジェクトは、日本発の次世代医薬創出と感染症治療の革新に大きく貢献することが期待されています。
本プロジェクトは、日本発の次世代医薬創出と感染症治療の革新に大きく貢献することが期待されています。
地域や社会のパートナーと連携しSDGs達成に取り組む
教育リソース
ルワンダ保健省と核医学ハイブリッドワークショップを開催
2024年3月、ルワンダの首都キガリにあるラディソンブルーホテル・コンベンションセンターと本学をオンラインで結んだ「核医学ハイブリッドワークショップ」が、本学とルワンダ保健省主催、IAEA(国際原子力機関)の協力で行われ、総勢50人(現地:10人、オンライン:40人)が参加しました。ワークショップは、「『ルワンダがんセンター(PET-CTプロジェクト)』の設立に向けた核医学検査・治療の技術支援および医療人材の育成に関するMOU」の一環として、PET-CT検査の原理や基本操作の理解を目的に実施。現地やオンラインで、講義・運営を行いました。
医療関係者の育成を通して、国内外の医師や看護師の医療技術の向上に貢献して参ります。
SDGsのための教育
未来の社会課題に対応する学び
アセンブリ教育(多職種連携教育)
本学は、「災害時に地域に貢献できる人材」を育成するため、2023年度の入学生からアセンブリ教育にアセンブリ防災(災害時の社会貢献)のプログラムを追加しました。開学以来続いている「アセンブリ教育」は、学生と教員が学部学科の垣根を越えて集まる本学独自のプログラムであり、保健医療福祉における多職種連携教育と位置付けています。2023年7月、アセンブリ防災の初の試みとして、本学の全ての1年生666名を対象に、災害時の避難所に必要な「段ボールベッド」「簡易トイレ」「マンホールトイレ」について学ぶカリキュラムを実施しました。学生たちは、本学の教員、緑区社会福祉協議会や地元のボランティア団体「名古屋みどり災害ボランティアネットワーク」の方から、段ボールベッド・簡易トイレ・マンホールトイレの組み立て方や使い方、構造などの説明を受け、多学科混成の48の班に分かれグループワークに取り組むことで、コミュニケーション能力を身に着けながら避難所運営について学びました。
SDGsに向けた教育
医療現場で求められる「やさしい日本語」
外国人や高齢者、子ども、聴覚・理解に困難を持つ方にも伝わりやすい「やさしい日本語」は、医療現場での大きな言語バリアを軽減する手法です。本学では、将来の医療者育成の一環として、学生を対象にやさしい日本語の授業を導入しています。授業はワークショップ形式で、模擬患者(留学生や教員)とのロールプレイ、表現の言い換え練習、振り返りディスカッションを通じて「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を磨きます。現在は医学部・医療科学部ほか複数学科のカリキュラムに組み込まれ、将来的には全学展開が検討されています。
キャリア形成論
本学 医療科学部では、1年生約250人を対象にキャリア形成論を開講し、医療人としての将来を考える学びを展開しています。全12回の講義では、自身の過去・現在・未来を振り返り、人生やキャリアの方向性を探るとともに、実務家や多様なキャリアを持つ外部講師から学ぶ機会を設けています。2023年7月には「10~20年後の社会や医療の姿と今取り組むべきこと」をテーマに発表会を実施し、学生たちはAIとの共存や外国人労働者との連携、認知症や予防医療、ストレス社会への対応などを議論し、模造紙にまとめて発表しました。本講義は、医療人として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育み、変化の大きな社会で自分らしさを発揮できる人材育成を目指しています。
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地域や社会のパートナーと連携しSDGs達成に取り組む
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ルワンダ保健省と核医学ハイブリッドワークショップを開催

2024年3月、ルワンダの首都キガリにあるラディソンブルーホテル・コンベンションセンターと本学をオンラインで結んだ「核医学ハイブリッドワークショップ」が、本学とルワンダ保健省主催、IAEA(国際原子力機関)の協力で行われ、総勢50人(現地:10人、オンライン:40人)が参加しました。ワークショップは、「『ルワンダがんセンター(PET-CTプロジェクト)』の設立に向けた核医学検査・治療の技術支援および医療人材の育成に関するMOU」の一環として、PET-CT検査の原理や基本操作の理解を目的に実施。現地やオンラインで、講義・運営を行いました。
医療関係者の育成を通して、国内外の医師や看護師の医療技術の向上に貢献して参ります。
医療関係者の育成を通して、国内外の医師や看護師の医療技術の向上に貢献して参ります。
SDGsのための教育
未来の社会課題に対応する学び
アセンブリ教育(多職種連携教育)
本学は、「災害時に地域に貢献できる人材」を育成するため、2023年度の入学生からアセンブリ教育にアセンブリ防災(災害時の社会貢献)のプログラムを追加しました。開学以来続いている「アセンブリ教育」は、学生と教員が学部学科の垣根を越えて集まる本学独自のプログラムであり、保健医療福祉における多職種連携教育と位置付けています。2023年7月、アセンブリ防災の初の試みとして、本学の全ての1年生666名を対象に、災害時の避難所に必要な「段ボールベッド」「簡易トイレ」「マンホールトイレ」について学ぶカリキュラムを実施しました。学生たちは、本学の教員、緑区社会福祉協議会や地元のボランティア団体「名古屋みどり災害ボランティアネットワーク」の方から、段ボールベッド・簡易トイレ・マンホールトイレの組み立て方や使い方、構造などの説明を受け、多学科混成の48の班に分かれグループワークに取り組むことで、コミュニケーション能力を身に着けながら避難所運営について学びました。
SDGsに向けた教育
医療現場で求められる「やさしい日本語」
外国人や高齢者、子ども、聴覚・理解に困難を持つ方にも伝わりやすい「やさしい日本語」は、医療現場での大きな言語バリアを軽減する手法です。本学では、将来の医療者育成の一環として、学生を対象にやさしい日本語の授業を導入しています。授業はワークショップ形式で、模擬患者(留学生や教員)とのロールプレイ、表現の言い換え練習、振り返りディスカッションを通じて「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を磨きます。現在は医学部・医療科学部ほか複数学科のカリキュラムに組み込まれ、将来的には全学展開が検討されています。
キャリア形成論
本学 医療科学部では、1年生約250人を対象にキャリア形成論を開講し、医療人としての将来を考える学びを展開しています。全12回の講義では、自身の過去・現在・未来を振り返り、人生やキャリアの方向性を探るとともに、実務家や多様なキャリアを持つ外部講師から学ぶ機会を設けています。2023年7月には「10~20年後の社会や医療の姿と今取り組むべきこと」をテーマに発表会を実施し、学生たちはAIとの共存や外国人労働者との連携、認知症や予防医療、ストレス社会への対応などを議論し、模造紙にまとめて発表しました。本講義は、医療人として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育み、変化の大きな社会で自分らしさを発揮できる人材育成を目指しています。
関連リンク
未来の社会課題に対応する学び
アセンブリ教育(多職種連携教育)

本学は、「災害時に地域に貢献できる人材」を育成するため、2023年度の入学生からアセンブリ教育にアセンブリ防災(災害時の社会貢献)のプログラムを追加しました。開学以来続いている「アセンブリ教育」は、学生と教員が学部学科の垣根を越えて集まる本学独自のプログラムであり、保健医療福祉における多職種連携教育と位置付けています。2023年7月、アセンブリ防災の初の試みとして、本学の全ての1年生666名を対象に、災害時の避難所に必要な「段ボールベッド」「簡易トイレ」「マンホールトイレ」について学ぶカリキュラムを実施しました。学生たちは、本学の教員、緑区社会福祉協議会や地元のボランティア団体「名古屋みどり災害ボランティアネットワーク」の方から、段ボールベッド・簡易トイレ・マンホールトイレの組み立て方や使い方、構造などの説明を受け、多学科混成の48の班に分かれグループワークに取り組むことで、コミュニケーション能力を身に着けながら避難所運営について学びました。
SDGsに向けた教育
医療現場で求められる「やさしい日本語」
外国人や高齢者、子ども、聴覚・理解に困難を持つ方にも伝わりやすい「やさしい日本語」は、医療現場での大きな言語バリアを軽減する手法です。本学では、将来の医療者育成の一環として、学生を対象にやさしい日本語の授業を導入しています。授業はワークショップ形式で、模擬患者(留学生や教員)とのロールプレイ、表現の言い換え練習、振り返りディスカッションを通じて「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を磨きます。現在は医学部・医療科学部ほか複数学科のカリキュラムに組み込まれ、将来的には全学展開が検討されています。
キャリア形成論
本学 医療科学部では、1年生約250人を対象にキャリア形成論を開講し、医療人としての将来を考える学びを展開しています。全12回の講義では、自身の過去・現在・未来を振り返り、人生やキャリアの方向性を探るとともに、実務家や多様なキャリアを持つ外部講師から学ぶ機会を設けています。2023年7月には「10~20年後の社会や医療の姿と今取り組むべきこと」をテーマに発表会を実施し、学生たちはAIとの共存や外国人労働者との連携、認知症や予防医療、ストレス社会への対応などを議論し、模造紙にまとめて発表しました。本講義は、医療人として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育み、変化の大きな社会で自分らしさを発揮できる人材育成を目指しています。
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外国人や高齢者、子ども、聴覚・理解に困難を持つ方にも伝わりやすい「やさしい日本語」は、医療現場での大きな言語バリアを軽減する手法です。本学では、将来の医療者育成の一環として、学生を対象にやさしい日本語の授業を導入しています。授業はワークショップ形式で、模擬患者(留学生や教員)とのロールプレイ、表現の言い換え練習、振り返りディスカッションを通じて「伝えたいことをわかりやすく伝える力」を磨きます。現在は医学部・医療科学部ほか複数学科のカリキュラムに組み込まれ、将来的には全学展開が検討されています。
キャリア形成論

本学 医療科学部では、1年生約250人を対象にキャリア形成論を開講し、医療人としての将来を考える学びを展開しています。全12回の講義では、自身の過去・現在・未来を振り返り、人生やキャリアの方向性を探るとともに、実務家や多様なキャリアを持つ外部講師から学ぶ機会を設けています。2023年7月には「10~20年後の社会や医療の姿と今取り組むべきこと」をテーマに発表会を実施し、学生たちはAIとの共存や外国人労働者との連携、認知症や予防医療、ストレス社会への対応などを議論し、模造紙にまとめて発表しました。本講義は、医療人として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育み、変化の大きな社会で自分らしさを発揮できる人材育成を目指しています。


