医療ロボット・AIの実践

手術支援ロボット「ダビンチ」

全国に先駆けてダビンチを導入した本学第1教育病院は、国内最多レベルの手術実績を誇ります。頭頸部外科領域での手術が可能になったため、全領域でのロボット支援手術を本学で実施できる環境が整いました。総合消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、泌尿器科、産婦人科、耳鼻咽喉科のロボット使用可能全領域で手術をおこなえるのは、日本で本学のみです。
現在まで、ロボット支援手術の多くは悪性腫瘍(がん)に対して実施されてきました。今後は、小児領域や機能改善を目的とした低侵襲手術への応用が期待されています。大学病院であればこそ保険未収載の新規手術にも先進的に挑戦し、今後もこの領域のオピニオンリーダーであるべく、新たな術式の拡大へも挑戦していく方針です。

ダビンチによる手術件数

泌尿器科 1,566 前立腺摘出、膀胱摘出等
総合消化器外科 967 胃切除、食道切除、小腸切除、大腸切除等
産婦人科 142 子宮摘出等
呼吸器外科 112 肺切除等
耳鼻咽喉科 4 口腔・咽頭
心臓血管外科 4  
総計(2019年末) 2,795  
 

リハビリテーションロボット

ウェルウォークWW-1000

2015年5月に誕生したリハビリテーションセンターには、本学・藤田医科大学病院と、トヨタ自動車をはじめさまざまなメーカーとが産学連携で開発したリハビリテーションロボットが多数設置されています。
ロボットを使ったリハビリは、自動計算された動きと迅速な反応速度により、「患者自身の力」を最大限に引き出すことができ、回復までのスピードを短縮することにつながります。

導入されている主なリハビリロボット

  • 歩行支援ロボット ウェルウォーク
  • 歩行練習ロボット GEAR
  • バランス練習ロボット BEAR
  • 上肢練習ロボット ReoGo, Magus
  • 対麻痺者自立歩行ロボット WPAL

自動調剤ロボット

藤田医科大学病院では、処方の7割を院内で調剤しており、その数は1日平均約1500人分に上ります。薬の取り出しや加工作業の一部を調剤ロボットによって自動化し、棚から錠剤を必要な量だけ取り出し、患者さんごとのトレーに入れる仕組みです。スピードの改善はもちろん、取り違えなどのミスを減らすことにもつながりました。調剤ロボットで減らした時間は、服薬指導などの患者さん対応に充てていきます。

  • 散剤調剤ロボット

  • 調剤室風景

AIホスピタルによる高度診断・治療システムの構築

本学は、株式会社日立ハイテクノロジーズと臨床検査の品質向上および効率化に向けた共同研究に関わる連携協定(以下、本協定)を締結しました。本協定に基づき、藤田学園内に新たな研究拠点を設置し、より安心・安全な医療の提供とともに、医療従事者における「働き方改革」など医療現場の課題解決につながる研究を連携して進めていきます。